DENON TU-1500AE (2号機) が到着
2025年8月16日、東京都町田市の Y さんより
DENON TU-1500AE
のメンテナンス依頼品が到着しました。
程度&動作チェック
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メンテナンス依頼者のコメント
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以前ヤフオクで入手しました。
入手当初から気になる不具合はありません。
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これからも長く使い続けられるよう、メンテナンスお願いします。
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外観チェック
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2008製造で、シリアル番号は [80863355245] です。
僅かなキズはありますが綺麗な逸品です。
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[純正 AM ループアンテナ] [リモコン] [電源コード] が添付されていませんでした。
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電源 ON にてチェック
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全ての操作ボタンの動作は正常です。
FL 表示器は新品同様の輝度があります。
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FM 受信
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[STEREO] ランプが点灯して正常に受信できます。
オートチューニングで放送局の正しい周波数で停止します。
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特に問題ないので現状の性能を測定してみました。
エントリ機としての良好な状態を保っていました。
| 項目 |
stereo/mono |
L |
R |
単位 |
| ステレオセパレーション (1kHz) |
stereo |
44 |
41 |
dB |
| 高調波歪率 (1kHz) |
mono |
0.50 |
% |
| stereo |
0.50 |
% |
| パイロット信号キャリアリーク |
stereo |
-57 |
-60 |
dB |
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AM 受信
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AM ループアンテナが添付されていなかったので、[SONY ST-SA5ES AM ループアンテナ] を接続してチェックしました。
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正常に受信できます。
オートチューニングで放送局の正しい周波数で停止します。
特に問題ないです。
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カバーを開けてチェック
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内部は非常に綺麗で、目視で明らかに劣化とわかる部品は見当たりません。
再調整
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電圧チェック (VP)
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実測結果は以下で、問題なく良好です。
| VP |
標準電圧 |
実測電圧 |
判定 |
備考 (用途) |
| IC903 CJ7812F-OUT |
+12V |
+11.6V |
〇 |
FM/AM チューナパック オーディオ回路 |
| IC904 CJ7912F-OUT |
-12V |
-11.7V |
〇 |
オーディオ回路 |
| IC901 CJ7805F-OUT |
+5V |
+5.00V |
〇 |
デジタル回路 |
| IC900 KA78DL06PI-OUT |
+6V |
+5.84V |
〇 |
フロント基板 |
| CP101-11pin |
+30V |
+34.2V |
〇 |
FL 管 |
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FM/AM 受信部の調整
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調整結果
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FM 受信
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同調点ズレがやや大きくなっていました。
再調整で規定内に入りました。
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その他の調整ズレは全てリセットできたので、またしばらく良好に使用できます。
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再調整後は全ての性能値が向上しました。
ステレオセパレーションは到着時より3倍程度良くなりました。
| 項目 |
stereo/mono |
L |
R |
単位 |
| ステレオセパレーション (1kHz) |
stereo |
50 |
49 |
dB |
| 高調波歪率 (1kHz) |
mono |
0.40 |
% |
| stereo |
0.40 |
% |
| パイロット信号キャリアリーク |
stereo |
-63 |
-62 |
dB |
| オーディオ出力レベル偏差 (1kHz) |
mono |
0 |
-0.11 |
dB |
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AM 受信
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[AM ループアンテナ] の添付がなかったので、IF 部のみ再調整しました。
使ってみました
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フロントパネル
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プレミアムシルバーでアルミ材のフロントパネルが素敵です。
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ディスプレイは輝度の高い白色のドット表示で、見やすいです。
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チューニングノブが小さいのが、かえってイイ感じです。
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受信した電波レベルを表示する S メータ機能がないです。
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プリセットメモリは100局分もあって十分過ぎです。
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操作はリモコンのほうが快適で、本体だけで操作すると手数が掛かってイライラします。
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FM 受信周波数範囲が 76~108MHz なので、90~95MHz のワイド FM も受信できます。
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感度や音質
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FM/AM とも感度は良いほうです。
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FM の音は、クォードラチュア検波特有の柔らかい音ですが、
音にやや艶
があって良いです。
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AM の音は、周波数レンジが狭い並みの音です。
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過度な期待はせずに普通に使うには問題ないチューナです。