DENON TU-7.5L (2号機) が到着
2024年2月16日、神奈川県厚木市の S さんより
DENON TU-7.5L
の修理依頼品が到着しました。
安価ですが、AM stereo 対応です。
程度&動作チェック
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修理依頼者のコメント
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外観
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製造シリアル番号は [7081501669] です。
[純正 AM ループアンテナ] は添付されていませんでした。
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フロントパネルにキズやスレ、天板にスレと汚れ、側板にキズ、などが多くあります。
実用品レベルです。
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電源 ON してチェック
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FL 表示器にヤセがありますが、まだまだ使えます。
各ボタンは正常に反応します。
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FM 受信
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[TUNED] 表示が出て STEREO 受信できます。
問題なさそうです。
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AM 受信
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手持ちの純正でないループアンテナを接続してチェックしました。
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特に問題なく受信でき、ニッポン放送 (1242kHz) はステレオで受信できます。
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カバーを開けてチェック
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使用 IC のロット番号より、この TU-7.5L は [1997年製造品] と判明しました。
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内部は綺麗で、目視で劣化とわかる部品はありません。
リペア
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リアパネルの [LINE OUT] (RCA 端子) でハンダクラックしている
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リアパネルにある端子のリードは基板に直接ハンダ付けされています。
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この部分には [リアパネル] [基板] の2方向から常にストレスがかかるのでハンダクラックしやすいです。
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チェックしてみると、[LINE OUT] (RCA 端子) でハンダクラックが発生していました。
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右の写真で黄〇で囲んだハンダ付け部分です。
リードのハンダが同心円状にヒビ割れています。
これがハンダクラックです。
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[LINE OUT] の L/R 両方ともハンダクラックしています。
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修理
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[LINE OUT] [FM アンテナ] [AM アンテナ] 端子の全てのハンダ付け部分をを補修ハンダ付けしました。
再調整
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電圧チェックポイント (VP)
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実測値は以下のように正常でした。
| VP |
標準値 |
実測値 |
| JV79 (IC204-OUT / 7812A) |
+12V |
+12.0V |
| J901 (IC203-OUT / 7805A) |
+5.6V |
+5.69V |
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FM/AM 受信部の調整
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調整結果
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FM 受信
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[T101] の調整ズレがあり、NULL 電圧は 0.7V と周波数ズレが発生するギリギリでした。
再調整で直りました。
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セパレーション調整ができない割には FM ステレオセパレーションはまあまあの値でした。
| 項目 |
stereo/mono |
L |
R |
単位 |
| ステレオセパレーション (1kHz) |
stereo |
42 |
41 |
dB |
| 高調波歪率 (1kHz) |
mono |
0.18 |
% |
| stereo |
0.18 |
% |
| パイロット信号キャリアリーク |
stereo |
-56 |
-57 |
dB |
| オーディオ出力レベル偏差 (1kHz) |
mono |
0 |
0 |
dB |
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AM 受信
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[純正 AM ループアンテナ] の添付がなかったので、IF 調整だけ実施しました。
使ってみました
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デザイン
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デザインは良く、フロントパネルや電源ボタンがアルミ製で質感があります。
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プラスチック製の側板がデザインを引き締めています。
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FM 受信
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FM アンテナ端子は簡易 F 端子になっており、妨害電波が混入しにくいです。
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感度・音質ともエントリクラスです。
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AM 受信
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今では黄昏の AM stereo 対応です。
音質はナローでラジオクラスです。