KENWOOD KT-2020 (6号機) をゲット!
2024年12月29日、茨城県古河市の O さんより
KENWOOD KT-2020
を研究用に寄贈いただきました。
定価7.5万円
の高級シンセサイザ式 FM/AM チューナです。
程度&動作チェック
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寄贈者のコメント
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いつか修理をお願いしようと思っていましたが、現在の機器に満足してしまい、寄贈します。
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外観チェック
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製造シリアル番号は [64K10064] で、電源コードの製造マーキングより [1986年製造品] とわかりました。
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[純正 AM ループアンテナ] は付属していませんでした。
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底板に KENWOOD サービスのメンテナンスシールが2枚貼られていました。
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日付けは [13.4.15] [13.7.22] となっていたので 2013年か平成13年 (2001年) に2回修理されているようです。
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フロントパネル
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汚れはありますが致命的な損傷はないです。
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天板への折り返しエッジでポツポツとした小キズが5箇所程度あります。
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リアパネル
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右の写真のように FM アンテナ端子が交換されています。
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ネジ込み式 F 端子でこちらのほうが良いので、このままとします。
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AM アンテナ端子に少しサビが出ていますが使用には問題ないです。
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RCA 端子には輝きが残っています。
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天板
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汚れはあるものの大きな損傷はありません。
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右から1/3くらいで中央に少しヘコミがありますが、気付かない程度です。
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底板
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電源 ON してチェック
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電源は正常に入り、FL 表示器の輝度が下がっていますが、まだまだ実用になります。
各操作ボタンは正常です。
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音が歪っぽく、ブーンというハム音が混じります。
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[D メータ] の表示が今までの KT-2020 と違い、レベル表示が薄く小刻みに揺れます。
故障しています。
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[REC CAL] ボタンでテスト音が出ますが [D メータ] が揺れます。
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テスト音は一定のオーディオ信号なので、揺れることはあり得ないです。
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各ボタンを操作した一瞬 MUTING がかかるようになっていますが、この解除が遅い (時間がかかる) ような気がします。
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上記の [ブーン雑音] [D メータ表示以上] [長い MUTING] の原因は同じで電源周りが故障のような気がします。
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FM 受信
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[S メータ] がフルまで振れ、周波数ズレはなく、AUTO TUNING で正しい周波数で止まり、[STEREO] 表示が出ます。
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ただし、音が歪っぽく、ブーンというハム音が混じります。
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AM 受信
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[純正 AM ループアンテナ] が付属していなかったので、右の写真の筆者が標準にしているループアンテナを接続してチェックしました。
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SONY ST-SA5ES などの大型ループアンテナです。
中古市場によく出ています。
横幅 28cm、高さ 12cm くらいのサイズです。
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このアンテナとの相性は良く S メータが振れて良好に受信できます。
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ただし、音が歪っぽく、 FM 受信時より大きいブーンというハム音が混じります。
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カバーを開けてチェック
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[電源基板] に実装されている [C13] 2200uF/25V に
爆発跡!
があります。
そして膨張により傾いています。
非常に危険な状態です。
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上記以外は、基板は非常に綺麗です。
目視チェックで劣化とわかる部品はないです。
リペア (その1):音が歪っぽくブーンというハム音が混じる
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概要
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カバーを開けてチェックする前にこの現象が確認され、電源辺りが異常になっていると推測しました。
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カバーを開けてみると予想通り、[C13] 2200uF/25V 電解コンデンサに爆発跡がありました。
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調査
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現状の電圧を DMM で測定すると以下でした。
[+15V] [+12V] 電圧が低いです。
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また、[+15V] [+12V] 電圧に大きなリップルが乗っていました。
| VP |
標準値 |
実測値 |
判定 |
備考 |
| CN9-2pin |
+28V |
+29.5V |
〇 |
VT 電源 |
[C6] が関係する |
| J170 (CN9-4pin) |
+5.6V |
+5.56V |
〇 |
デジタル系 |
|
| J171 (CN9-6pin) |
+15V |
+9.78V |
× |
制御系 |
[C13] が関係する |
| J172 (CN9-7pin) |
+12V |
+10.8V |
△ |
アナログ系 |
| J173 (CN9-8pin) |
-12V |
-11.1V |
〇 |
[C14] が関係する |
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[C13] は大きく容量抜けし、かつ抵抗化していました。
一刻も早く交換が必要です。
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[C13] から漏れた電解液がお隣の [C6] [C14] のほうにも漏れ広がっています。
[C6] [C14] も交換したほうが良いです。
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修理
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以下のリストのように部品交換しました。
耐圧・耐熱を上げて信頼性を上げました。
| 基板 |
部品番号 |
交換前 |
交換着 |
備考 |
| 電源基板 |
C6 |
330uF/50V (85℃) |
330uF/63V (105℃) |
電解コンデンサ |
| 電源基板 |
C13 |
2200uF/25V (85℃) |
2200uF/35V (105℃) |
電解コンデンサ、爆発跡あり |
| 電源基板 |
C14 |
1000uF/25V (85℃) |
2200uF/35V (105℃) |
電解コンデンサ |
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左の写真は交換前です。
左から [C6] [C13] [C14] です。
[C13] が爆発して傾いています。
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右の写真は交換後です。

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修理後の動作チェック
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以下のように電源電圧が全て正常になり、リップルも消滅しました。
[+15V] [+12V] に加えて [-12V] も改善しました。
| VP |
標準値 |
実測値 |
判定 |
備考 |
| CN9-2pin |
+28V |
+29.5V |
〇 |
VT 電源 |
| J170 (CN9-4pin) |
+5.6V |
+5.56V |
〇 |
デジタル系 |
| J171 (CN9-6pin) |
+15V |
+15.6V |
〇 |
制御系 |
| J172 (CN9-7pin) |
+12V |
+11.8V |
〇 |
アナログ系 |
| J173 (CN9-8pin) |
-12V |
-11.9V |
〇 |
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常時聞こえていたブーンというハム音が消滅し、歪っぽかった音も綺麗な音に蘇りました。
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[REC CAL] ボタンでテスト音が出しても [D メータ] は -6dB のレベルで表示します。
正常になりました。
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各ボタンを操作した時の一時 MUTING が一瞬で解除されるようになりました。
正常になりました。
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下がっていた FL 表示器の輝度が新品時同様に明るくなりました。
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あれっと思って回路図を眺めて納得。
[+15V] のリップルの影響で FL 表示器の輝度が下がっていたのです。
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この結果は予想外でしたが直って良かったです。
FL 表示器の劣化ではありませんでした。
リペア (その2):FM フロントエンドのトリマコンデンサを全数交換
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概要
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本機は製造後39年経過しているので、念のため、FM フロントエンドのトリマコンデンサを全数交換します。
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修理 (予防交換)
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左の写真はトリマコンデンサ交換後です。
黄〇で囲んだ部品がセラミック型トリマコンデンサ 10pF です。
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右の写真はこれまで基板に実装されていた古いトリマコンデンサです。

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修理後の動作チェック
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FM フロントエンドのトラッキング調整をして感度良く受信できることを確認しました。
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感度が上がったので、やはり古いトリマコンデンサは劣化していたようです。
リペア (その3):RCA 端子交換
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概要
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リアパネルの [RCA 端子] には輝きが少し残っていますが、サビも見られます。
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最近、本機などに寸法や電気的に互換性のある [RCA 端子] の新品を在庫しています。
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この際、サクッと [RCA 端子] を新品交換します。
ハンダクラックの問題も一挙に解決します。
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修理
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左の写真は交換後の [RCA 端子] の裏側です。
新品なのでプラスチック部分に黄ばみがなくピュアホワイトです。
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右の写真はこれまで基板に実装されていた古い [RCA 端子] です。
輝きは残っていてもサビがあります。

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修理後の動作チェック
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[RCA 端子] に挿入したプラグを揺すっても音が途切れないことを確認しました。
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新品なので当然ですが、[RCA 端子] はピカピカ輝いています。
リペア (その4):その他
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プリセットメモリバックアップ用の電気二重層コンデンサ [C200] を予防交換するつもりでしたが・・・
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[C200] にアクセスしてみると既に以下のように交換済みでした。
| 部品番号 |
交換前 |
交換後 |
備考 |
| C200 |
0.022F/5.5V |
1F/5.5V |
電気二重層コンデンサ |
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既に交換されていた電気二重層コンデンサは新しく問題はないので、交換は中止しました。
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[フロントパネル] のクリーニングと補修
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フロントパネルを取り外して内外をプロ用
リンレイ new プロインパクト中性
でクリーニングして少し綺麗になりました。
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天板への折り返しエッジにあるポツポツとした小キズを以下のように補修しました、
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小キズと言ってもごく小さいので塗装ではなく、黒の油性マジックペンで化粧しました。
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これで十分綺麗になりました。
使っていくうちに化粧が禿げたら再化粧すればよいです。
誰でもできます。
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[天板] のクリーニング
再調整
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電圧チェック (VP)
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[CN9] コネクタまたはその近くのジャンパ線で測定します。
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今回は電源基板を修理しました。
修理後、以下のように実測値は正常でした。
| VP |
標準値 |
実測値 |
判定 |
備考 |
| CN9-2pin |
+28V |
+29.6V |
〇 |
VT 電源 |
| J170 (CN9-4pin) |
+5.6V |
+5.60V |
〇 |
デジタル系 |
| J171 (CN9-6pin) |
+15V |
+15.7V |
〇 |
制御系 |
| J172 (CN9-7pin) |
+12V |
+11.8V |
〇 |
アナログ系 |
| J173 (CN9-8pin) |
-12V |
-11.9V |
〇 |
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FM/AM 受信部の再調整
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調整結果
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FM 受信
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フロントエンドのトリマコンデンサを全数交換したので、トラッキング調整をやり直しました。
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MPX VCO 調整でズレがありました。
再調整で規定内に入りました。
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PILOT CANCEL 調整で大きなズレがありました。
再調整で規定内に入りました。
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再調整でステレオセパレーションと高調波歪率が大きく向上しました。
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再調整後の特性データは以下です。
素晴らしい数値です。
| 項目 |
FM IF BAND |
stereo/mono |
L |
R |
単位 |
| ステレオセパレーション (1kHz) |
WIDE |
stereo |
70 |
68 |
dB |
| NARROW |
54 |
58 |
dB |
| 高調波歪率 (1kHz) |
WIDE |
mono |
0.0093 |
% |
| stero |
0.015 |
% |
| NARROW |
mono |
0.024 |
% |
| stero |
0.024 |
% |
| パイロット信号キャリアリーク |
WIDE |
stero |
-86 |
-86 |
dB |
| オーディオ出力レベル偏差 (1kHz) |
WIDE |
mono |
0 |
+0.18 |
dB |
| REC CAL |
WIDE |
mono |
398 |
Hz |
| -5.4 |
dB |
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AM 受信
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[純正 AM ループアンテナ] が付属していなかったので IF 調整だけ実施しました。
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AM 放送は2028年に無くなる
ので、そろそろワイド FM 受信も受信できる準備をしたほうがよいかも。
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このような
周波数コンバータ
を使うと KT-2020 でもワイド FM が受信可能になります。
使ってみました
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修理&再調整が終わって
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本機は前回修理者が [F 端子] [電気二重層コンデンサ] を交換済みで助かりました。
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筆者のほうでも [RCA 端子] を新品に交換して端子関係は良い状態になりました。
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到着時は電解コンデンサ爆発の後遺症で音にハム音が入り歪っぽいと最悪状態でしたが、完全に修理できました。
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修理で劣化していると思われた FL 表示器が新品同様の明るさに蘇って驚きました。
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あらためて本機をじっくり聴き込みましたが、やはり高級機です。
素晴らしい音です。
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デザイン
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[フロントパネル] [TUNING ノブ] [ボタン] はアルミ材で質感があります。
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プリセットメモリは FM/AM ランダムに16局分あり、十分です。
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ディスプレイの左側にバー表示の [S メータ] [T メータ] [M メータ] が集中していて、同調状態が把握しやすいです。
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FM アンテナ入力が簡易 F 端子で妨害電波の混入を避けることができます。
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FM 受信
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FM の感度と妨害電波排除能力は素晴らしく良い
です。
FM フロントエンドの性能が余程良いのでしょう。
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FM の音質は、Hi-Fi 調で、シャッキリとした高音域が特長です。
ハッとするような素晴らしくクリアな音
です。
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AM 受信
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AM IF BAND が WIDE の時の音質はかなり良いです。
感度も良いです。