KENWOOD KT-6050

KENWOOD KT-6050 をゲット!

2006年9月15日、ヤフオクにて、PLL シンセサイザー FM/AM チューナ KENWOOD KT-6050 の不動作品を税込2,600円にて落札しました。

動かないのに入手する気になったのは、 KENWOOD 最後の高級(風)チューナ であることと、 FM/AM 信号強度をデジタルで dB 表示する機能 があったからです。 それにしても、2,600円は少し予算オーバでした。



KT-6050 について



カバーを開けてみました

  1. 基板の作りは、素晴らしく良いです。 写真をクリックすると基板の拡大写真を表示できます。

  2. FM フロントエンド

  3. FM IF 部

  4. FM 検波部

  5. FM MPX 部

  6. AM 受信部



リペア

  1. 電源 ON できない。 電源スイッチを押してもスタンバイになったままで、動作しない。

  2. クリーニング



調整

写真の FM/AM 標準信号発生器 Panasonic VP-8175A (以下 SSG)、 FM Stereo 信号発生器 MEGURO MSG-2170、 周波数カウンタ ADVANTEST TR5822 を使って調整します。 10年も経つとコイルやトリマはズレます。

  

  1. 電圧チェックポイント (VP)

    VP 標準電圧 実測電圧 判定
    Q88-E +27V (未測定) -
    Q92-E +15V (未測定) -
    Q98-E -15V (未測定) -
    IC30-OUT +5.6V (未測定) -
    Q100-E -33.5V (未測定) -

  2. FM 受信部の調整

    手順 SSG出力 KT-6050 の設定 調整箇所 TP 及び調整値 備考
    1 - BAND : FM
    MODE : AUTO (HI BLEND OFF)
    TUNING MODE : TUNING
    AUTO/MANUAL : MANUAL
    RF ATT : 0dB
    IF BAND : WIDE
    ACTIVE RECEPTION : OFF
    - -  
    2 83MHz 90dB
    無変調
    83MHz 受信 L35 TP1〜TP2 間電圧 = 0±10mV 同調点調整
    3 - 76MHz 受信 L42 TP6 電圧 = 3.0V OSC トラッキング調整
    4 - 90MHz 受信 TC1 TP6 電圧 = 25.0V
    5 手順3〜4を数回繰り返す
    6 83MHz 30dB
    無変調
    83MHz 受信 L6
    L7
    L9
    L11
    W82 電圧 = 最大
    フラットケーブルコネクタの近く
    RF トラッキング調整
    7 L15
    L40
    IF 調整
    8 83MHz 90dB
    無変調
    L30 D44-A 波形 = 最大
    オシロスコープで観測
    PLL 検波調整
    9 L37 TP4 電圧 = 0±10mV
    10 83MHz 90dB
    mono 1kHz
    VR6 (DET)
    VR5 (2nd)
    VR9 (3rd)
    オーディオ出力 = 高調波歪最小 DET & WIDE
    モノラル歪補正
    11 83MHz 受信
    IF BAND : NARROW
    VR7 (2nd)
    VR4 (3rd)
    NARROW
    モノラル歪補正
    12 83MHz 90dB
    stereo 1kHz L-R
    83MHz 受信
    IF BAND : WIDE
    VR12 (2nd)
    VR8 (3rd)
    WIDE
    ステレオ歪補正
    13 83MHz 受信
    IF BAND : NARROW
    VR11 (2nd)
    VR10 (3rd)
    NARROW
    ステレオ歪補正
    14 83MHz 90dB
    無変調
    83MHz 受信
    IF BAND : WIDE
    VR16 オーディオ出力 = 19kHz 成分最小 パイロットキャンセル調整
    15 83MHz 90dB
    stereo 1kHz R
    VR14 L ch. オーディオ出力 = 最小 WIDE
    セパレーション調整
    16 83MHz 90dB
    stereo 1kHz L
    VR15 R ch. オーディオ出力 = 最小 WIDE
    セパレーション調整
    17 83MHz 90dB
    stereo 1kHz R/L
    83MHz 受信
    IF BAND : NARROW
    VR13 L/R ch. オーディオ出力 = 最小 NARROW
    セパレーション調整
    18 83MHz 14dB
    無変調
    83MHz 受信
    IF BAND : WIDE
    VR1 dB 表示 = 14dB
    または S メータ = 1ドット
    S メータ調整
    19 83MHz 70dB
    無変調
    VR17 dB 表示 = 70dB
    または S メータ = 5ドット
    20 手順18〜19を数回繰り返す

  3. AM 部の調整

    手順 SSG出力 KT-6050 の設定 調整箇所 TP 及び調整値 備考
    1 - BAND : AM
    TUNING MODE : TUNING
    AUTO/MANUAL : MANUAL
    - -  
    2 - 1602kHz 受信 L33 の OSC コイル TP6 電圧 = 14.0V OSC トラッキング調整
    3 - 531kHz 受信 TP6 電圧 = 2.4V
    確認のみ
    4 999kHz 40dB
    無変調
    999kHz 受信 L33 の RF コイル R420 (前) 電圧 = 最大
    フラットケーブルコネクタの右側
    RF 調整
    5 L24 IF 調整

  4. 調整結果

    項目 IF BAND stereo/mono L R 単位
    ステレオセパレーション (1kHz) WIDE stereo 62 71 dB
    NARROW stereo 63 63 dB
    パイロット信号キャリアリーク WIDE stereo -88 -86 dB
    オーディオ出力レベル偏差 WIDE mono 0 +0.3 dB



使ってみました

  1. デザイン

  2. 受信性能と音質

  3. 受信性能が高く、音質も良いので、お奨めできる機種



AM stereo decoder MC13022 について

AM stereo decoder MC13022 について巷の掲示板で以下の情報がありました。



仕様など

  1. ドキュメント

  2. 仕様



    その他
    発売時期 1993年
    定価 45,000円