SONY ST-SA5ES

SONY ST-SA5ES が到着

2008年2月14日、 SONY ST-SA5ES の修理依頼品が到着しました。

SONY 最後の高級 FM/AM チューナ です。



程度&動作チェック

  1. 修理依頼者からのコメント

  2. 外観

  3. 電源 ON してチェック

  4. 外観は非常に綺麗だが1つ問題があり

  5. ST-S333ESG との違いは以下です。 ST-S333ESG より定価が5,200円上がっていますが、グレード、性能とも互角でしょう。



カバーを開けてみました

  1. 基板の作りは非常に良好です。 写真をクリックすると拡大写真を表示できます。

  2. FM フロントエンド部

  3. FM IF 部

  4. FM 検波部

  5. MPX 部

  6. プリセットメモリのバックアップ



リペア

  1. MUTING がかかり放しになっている

  2. AM の感度が低い



調整

写真の FM/AM 標準信号発生器 Panasonic VP-8175A (以下 SSG)、 FM Stereo 信号発生器 MEGURO MSG-2170、 周波数カウンタ ADVANTEST TR5822 を使って調整します。 10年も経つとコイルやトリマはズレます。

  

  1. FM 受信部の調整

    手順 SSG出力 ST-SA5ES の設定 調整箇所 TP 及び調整値 備考
    1 - BAND : FM
    RF MODE : NORMAL
    IF BAND : WIDE
    MUTING : OFF
    CAL TONE : OFF
    - -  
    2 83MHz 90dB
    無変調
    83MHz 受信 IFT251 R256 両端電圧 = 0±20mV 同調点調整
    3 - 90MHz 受信 L104 JW39〜GND 間電圧 = 21.0±0.2V OSC トラッキング調整
    4 - 76MHz 受信 - JW39〜GND 間電圧 = 8.0±1.0V
    (確認のみ)
    5 76MHz 40dB
    無変調
    76MHz 受信 L101
    L102
    L103
    JW212 電圧 = 最大 RF トラッキング調整
    6 90MHz 40dB
    無変調
    90MHz 受信 CT101
    CT102
    CT103
    7 手順5と6を数回繰り返す
    8 83MHz 40dB
    無変調
    83MHz 受信 IFT101 JW212 電圧 = 最大 IF 調整
    9 - TP201 両端を短絡 - - PLL 検波調整
    10 83MHz 90dB
    mono 1kHz
    83MHz 受信 IFT271 R278(R)〜GND 間波形 = 最大
    オシロスコープで観測
    11 CT271 オーディオ出力 = 高調波歪最小
    12 IFT272 TP271 間電圧 = 0±20mV
    13 手順11と12を数回繰り返す
    14 - TP201 両端を開放 - -
    15 83MHz 40dB
    mono 1kHz
    83MHz 受信 IFT201 JW212 電圧 = 最大 mono WOIS 歪補正
    RV201 を時計回りに
    回し切ってから調整開始
    16 83MHz 90dB
    mono 1kHz
    IFT203
    RV201
    オーディオ出力 = 高調波歪最小
    17 83MHz 90dB
    stereo 1kHz L+R
    IFT101 オーディオ出力 = 高調波歪最小 stereo IF 歪補正
    18 83MHz 40dB
    stereo 1kHz L+R
    IFT202 JW212 電圧 = 最大 stereo WOIS 歪補正
    RV202 を時計回りに
    回し切ってから調整開始
    19 83MHz 90dB
    stereo 1kHz L+R
    IFT204
    RV202
    オーディオ出力 = 高調波歪最小
    20 83MHz 90dB
    stereo 1kHz L+R
    L301
    RV303
    オーディオ出力 = 19kHz 成分最小 Pilot 信号キャンセラ調整
    21 83MHz 90dB
    stereo 1kHz R
    RV301 L ch. オーディオ出力 = 最小
    (R→L への漏れ音)
    セパレーション調整
    22 83MHz 90dB
    stereo 1kHz L
    RV302 R ch. オーディオ出力 = 最小
    (L→R への漏れ音)
    23 83MHz 70dB
    無変調
    RV241 S メータ = フル 閾 S メータレベル調整
    24 83MHz 20dB
    stereo 1kHz L+R
    RV251 [STEREO] 表示 = 点灯/消灯 閾 STEREO 点灯レベル調整
    25 83MHz 25dB
    mono 1kHz
    83MHz 受信
    MUTING : ON
    RV252 MUTING = ON/OFF 閾 ミューティングレベル調整
    26 83MHz 受信
    IF BAND : NARROW
    RV203 MUTING = ON/OFF 閾 IF NARROW ゲイン調整

  2. AM 受信部の調整

    手順 SSG出力 ST-SA5ES の設定 調整箇所 TP 及び調整値 備考
    1 - BAND : AM
    IF BAND : WIDE
    MUTING : OFF
    CAL TONE : OFF
    - -  
    2 999kHz 30dB
    無変調
    999kHz 受信 FE401(R) JW212 電圧 = 最大 RF トラッキング調整
    3 IFT401 IF 調整
    4 999kHz 74dB
    無変調
    RV401 S メータ = フル
    ちょうどフルになるよう調整
    S メータレベル調整
    5 999kHz 58dB
    無変調
    RV402 TP601 間電圧 = 2.5V オートストップレベル調整



使ってみました

  1. デザイン

  2. 添付品

  3. 感度や音質



レベルメータ



仕様など

  1. ドキュメント

  2. リモコン

  3. 仕様



    発売時期
    1994年11月
    定価
    55,000円(税抜)