TRIO KT-1000 (8号機) が到着
2025年7月19日、新潟市の N さんより
TRIO KT-1000
の修理依頼品が届きました。
この写真は照明を LED 化後です。
ダイヤル面はウォームホワイト色なので元のオメージに近いですが、指針は赤色にして目立つようにしました。
程度&動作チェック
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修理依頼者のコメント
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昭和57年に購入しました。
電源コードのマーキングは1981年です。
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昭和59年に AM の周波数ズレをメーカーにて修理しました。
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NHK 新潟 82.3MHz のところ周波数スケール 79MHz にて受信しますが感度が悪いです。
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FM REC CALL はテスト音がします。
AM は受信します。
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フロントパネル内左下にあるクモの死骸を除去お願いします。
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フィラメントランプの LED 化をお願いいたします。
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父の思い出が詰まった KT-1000 です。
蘇らせてください!
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外観
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製造シリアル番号は [21000247] で、電源コードの製造マーキングより [1981年製造品] とわかりました。
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[純正 AM ループアンテナ] が添付されていました。
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ワンオーナということで綺麗な逸品です。
リアパネルの端子類にも輝きが残っています。
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電源 ON してチェック
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電源が入り [周波数ダイヤル] [指針] ランプが点灯します。
周波数ダイヤルの内側にクモの死骸や汚れがあります。
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[STEREO] [SERVO LOCK] ランプは点灯しないのですが、ランプ切れかどうか不明です。
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FM 受信
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MUTING = ON では音が出ず、OFF にしたら音が出ました。
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-5MHz の大きな周波数ズレがあり、89.7MHz の放送が 84.7MHz 辺りで受信します。
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周波数ズレのためか [S メータ] [T メータ] の振れは小さいです。
まずは周波数ズレを直さないと状態把握できないです。
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[FM REC CAL] スイッチ ON で正常にテスト音が出ます。
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AM 受信
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[S メータ] は振れ [T メータ] の動きは概ね正常で、受信音が出ました。
問題なさそうです。
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カバーを開けてチェック
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ゴミはなく、基板などは綺麗です。
目視で劣化とわかる部品は見当たりません。
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この機種でよくあるバリコンギア機構のプーリー軸外れもなく良い状態です。
リペア (その1):-5MHz 程度の大きな周波数ズレがある
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原因
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OSC トリマコンデンサが故障したためです。
下の左写真で黄〇で囲んだ部品です。
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修理
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左の写真で黄〇で囲んだ OSC トリマコンデンサを先の細いロングノーズプライヤで破壊して除去うしました。
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代わりに、右の写真で赤〇で囲んだ [セラミックトリマコンデンサ 10pF] を外付けしました。

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こうしたのは、本来のトリマコンデンサを交換しようとすると大仕事になるからです。
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[糸掛け機構の分解] [フロントエンドの取り外し] が必要となって半日以上の手間がかかるのです。
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今回の方法でも電気的には同じなので問題はありません。
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修理後の動作確認
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新しい [トリマコンデンサ] と [OSC コイル] を調整して周波数ズレは直りました。
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[S メータ] [T メータ] が大きく振れるようになり、MUTING = ON でも音が出るようになりました。
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[STEREO] ランプが点灯してステレオ受信できるようになりました。
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サーボロック動作が正常になり [SERVO LOCK] ランプも点灯するようなりました。
リペア (その2):バリコン軸に緑青サビが出ている
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右の写真は何か所かあるバリコン軸受けの1つです
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軸と軸受板に緑色に見える部分があります。
これが緑青サビです。
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サビは絶縁物なので接触不良となり、以下の現象が出ます
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周波数の低い辺りで指針を動かすとゴソゴソという雑音が出る。
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感度が落ちたり、受信が不安定になったりする。
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以下のようにバリコン軸の接触回復作業をしました。
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エレクトロニッククリーナ
を軸受けに噴射し何度もバリコン羽を動かすと緑青サビが湧き出てきます。
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湧き出た緑青サビを爪楊枝で丹念に落とします。
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[1] と [2] を何度も何度も繰り返します。
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仕上げに、軸受けに
CRC 5-56
を塗布して防錆処置します。
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大量の緑青サビが除去できました。
リペア (その3):ハンダクラック対策
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概要
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左の写真は [ボリューム] [RCA 端子] の裏側です。
長いリードが基板に直接ハンダ付けされています。
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このハンダ付け部分には [リアパネル] [基板] の2方向から常にストレスを受けるのでハンダクラックしやすいのです。
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右の写真は [AM アンテナ端子] [FM アンテナ端子] の裏側です。
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[FM アンテナ端子] の長いリードが基板に直接ハンダ付けされています。
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[AM アンテナ端子] は電線接続なのでハンダクラックしません。

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修理
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リアパネルにある [ボリューム] [RCA 端子] [FM アンテナ端子] のハンダ付け部を補修ハンダ付けしました。
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これでまた10年以上大丈夫です。
リペア (その4):照明 LED 化
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概要
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フィラメントランプは [ダイヤル] に2個、[ダイヤル指針] [STEREO] [SERVO LOCK] ランプ用にそれぞれ1個使われています。
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どのランプ交換もものすごい労力がかかります。
フロントパネルを完全にバラバラにしないとランプにアクセスできないのです。
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ダイヤルの糸掛け機構も一旦外す必要があり、手間と時間がかかります。
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寿命のある部品が簡単に交換できない → ここの作りは悪い です。
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使用する LED
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左の写真のテープ LED は [ダイヤル] 照明に使います。
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1m あたり高輝度 LED 240個の凄まじい製品です。
発色はウォームホワイト (電球色) です。
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LED 3個分が1単位で、1単位に切り出したものを2個使います。
従って LED 数は6個となります。
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[ダイヤル指針] には 3mm 砲弾型 LED を使います。
[赤色、20000mcd、照射角30度] です。
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当初、ウォームホワイト色を考えていたのですが、ダイヤル面と同じ色なのでイマイチでした。
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照射試験の結果、赤色のほうが良いと判断しました。
離れて見ても指針の位置が把握できます。
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[STEREO] [SERVO LOCK] には 3mm 砲弾型 LED を使います。
[白色、25000mcd、照射角30度] です。
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[STEREO] [SERVO LOCK] の表示バーは長いので光拡散キャップを併用します。

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[ダイヤル] [ダイヤル指針] [STEREO] ランプの LED 化
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LED 化の回路図は以下です。
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[ダイヤル] [ダイヤル指針] の LED は DC 駆動する必要があるので、チューナ基板の -20V から電源を取りました。
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[STEREO] ランプは元々 DC 駆動だったので、LED 化では以下の回路図のようにフィラメントランプを置き換えました。
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これらの配線を高級な耐熱電線に張り替えています。

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[SERVO LOCK] ランプの LED 化
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フィラメントランプを単純に LED 化すると、SERVO ON/OFF に関わらず LED が点灯し放しになります。
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原因は Q32 駆動電圧が +8V に対し、Q44 の駆動電圧が +9V なので Q44 が少し ON してしまうからです。
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対策として、下の回路図のように [基板の1箇所パターンカット] [抵抗1本追加] [配線変更] しました。
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配線を高級な耐熱電線に張り替えています。

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LED 実装
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左の写真はダイヤル照明です。
[TUNING] ノブのところにこの照明があります。
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厚紙で 10mm 幅台紙を製作し、これに [1単位のテープ LED]×2個を貼り付け、台紙をランプホルダに貼り付けました。
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右の写真は [STEREO] [SERVO LOCK] ランプホルダに LED を実装した様子です。
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表示が長いので LED に白い光拡散キャップを被せて光を拡散します。

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左の写真は [ダイヤル指針] に LED を実装した様子です。
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LED のリード足を加工して指針方向に向くようにしています。
細くて柔らかい AWG28 耐熱電線を使いました。
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指針は糸掛けを外して最右端のレスト位置に移動すると指針レールから外せます。
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なお、本機の指針の先端に亀裂があり、外す時に先端がポロッと取れてしまったので接着剤で補修しました。
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右の写真は [C255] 両端の [ダイヤル] [ダイヤル指針] の配線です。
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[4.7kΩ] [10kΩ] の抵抗値を変えると明るさを増減可能です。

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LED 化完成
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まずは疲れました。
部品交換時のメンテナンス性が悪過ぎです。
設計がよくないです。
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各 LED に流している電流が異なりますが、これは見た目の明るさを揃えたからです。
人間の目は光の波長に対する感度が均一ではない。
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ウォームホワイト色 LED を使ったので、元の雰囲気は残したまま、明るいスッキリとした綺麗で優しい表示になりました。
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指針を赤色にして正解です。
カラーバランスが良く、どこに指針があるか一目でわかります。
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明るさは目に優しい程度に抑えてあります。
例えばダイヤル照明に使った LED は 規格30mA ですが、これを 1mA 程度で使っています。

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LED 化で照明の電力消費は激減
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フィラメントランプの時は 8V/0.15A の麦球を5個使っていたので、照明だけで 6W 電力消費していました。
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LED 化後は明るくなったのに消費電量は 0.1W 以下です。
安くなった電気代で改造費はいつか回収できます。
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しかも筐体内の発熱を抑えられるので、機器の信頼性が上がりました。
再調整
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電圧チェック (VP)
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測定結果は以下です。
良好です。
| VP |
標準値 |
実測値 |
判定 |
| R260 (100Ω) 左側 |
+14V |
+13.5V |
〇 |
| R261 (100Ω) 左側 |
-14V |
-13.5V |
〇 |
| D25 左側 |
+9V |
+8.77V |
〇 |
| D24 左側 |
-9V |
-9.20V |
〇 |
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FM/AM 受信部の再調整
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調整結果
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FM 受信
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フロントエンドの OSC トリマコンデンサを交換したのでトラッキング調整をやり直しました。
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感度が上がり周波数ズレは ±0.1MHz に収まりました。
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2nd IF 周波数 (1.96MHz) がややズレていました。
再調整で規定内に入りました。
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ステレオセパレーションと高調波歪率など良好な性能が出ました。
| 項目 |
IF BAND |
stereo/mono |
L |
R |
単位 |
| ステレオセパレーション (1kHz) |
WIDE |
stereo |
64 |
56 |
dB |
| NARROW |
47 |
48 |
dB |
| 高調波歪率 (1kHz) |
WIDE |
mono |
0.043 |
% |
| stereo |
0.043 |
% |
| NARROW |
mono |
0.62 |
% |
| stereo |
0.81 |
% |
| パイロット信号キャリアリーク |
WIDE |
stereo |
-96 |
-94 |
dB |
| オーディオ出力レベル偏差 (1kHz) |
WIDE |
mono |
0 |
-0.04 |
dB |
| FM REC CAL 信号 |
WIDE |
mono |
375.0 |
Hz |
| -6.0 |
dB |
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AM 受信
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添付された [純正 AM ループアンテナ] で最高感度になるよう再調整しました。
使ってみました
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修理&再調整が終わって
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OSC トリマコンデンサは故障していましたが、その他の部品の故障はなく、さすがワンオーナ品です。
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再調整して音の解像度が上がり、非常に良い音になりました。
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感度や音質
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FM は TRIO らしい高解像度でカチッとした高音質です。
感度も良いです。
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やはり、パルスカウント検波の音はイイと思います。
独特です。
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AM は高感度で S/N が高いです。
WIDE 時は高音の伸びた良い音が出ます。
でも、本機のような高音質 FM チューナで低音質な AM 放送を聴く人はいるのだろうか???