TRiO KT-1100 (5号機)

TRiO KT-1100 (5号機) が到着

2023年10月15日、熊本市の K さんより TRiO KT-1100 の修理依頼品が到着しました。

パルスカウント検波 が特長のチューナです。



程度&動作チェック

  1. 修理依頼者のコメント

  2. 外観

  3. 電源 ON してチェック

  4. FM 受信のチェック

  5. AM 受信のチェック

  6. カバーを開けてチェック



リペア (その1):バリコンギア機構のプーリー軸が外れかかっている

  1. 右の写真の赤〇で囲んだ軸部分に隙間が見えますが、隙間がないのが正しいです

  2. 対策



リペア (その2):バリコン軸に緑青サビが出ている

  1. 右の写真は何か所かあるバリコン軸受けの1つです

  2. サビは絶縁物なので接触不良となり、以下の現象が出ます

  3. 以下のようにバリコン軸の接触回復作業をしました。

    1. エレクトロニッククリーナ を軸受けに噴射し何度もバリコン羽を動かすと緑青サビが湧き出てきます。

    2. 湧き出た緑青サビを爪楊枝で丹念に落とします。

    3. [1] と [2] を何度も何度も繰り返します。

    4. 仕上げに、軸受けに CRC 5-56 を塗布して防錆処置します。

  4. 大量の緑青サビが除去できました。 結構手間がかかりましたが、以上で回復しました。



リペア (その3):AM 受信不具合の修理

  1. [S メータ] のピークと [T メータ] のセンタが合わない

  2. 1000kHz 以上の放送が受信できない



リペア (その4):リアパネルの RCA 端子のハンダクラック対策

  1. リアパネルの端子類で RCA 端子はハンダクラックしやすい

  2. 対策 ・・・ 予防保守



再調整

  1. 電圧チェック (VP)

  2. FM/AM 受信部の調整

  3. 調整結果



使ってみました

  1. 非常にスッキリしたデザイン

  2. 感度や音質