TRIO KT-8100 (2号機) をゲット!
2026年1月14日、秋田県潟上市の Y さんより
TRIO KT-8100
の故障品を部品取り用に寄贈いただきました。
TRIO のお家芸
パルスカウント検波
のチューナです。
1978年発売で定価は42,000円ですが、アルミ製フロントパネルの厚みは 6mm もあり、天板は頑丈で作りが良く、今、同じものを製造したら倍以上かかるのでは・・・
程度&動作チェック
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寄贈者のコメント
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使っていたら、急に音が小さくなりノイズが目立つようになり、使用を諦めました。
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外観のチェック
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製造シリアル番号は [030959] で、電源ケーブルの製造マーキングより [1979年製造品] とわかりました。
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半世紀物ビンテージチューナとしてはかなり綺麗なほうです。
無傷ということではなく、そう気にならない程度のキズや汚れはあります。
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フロントパネル自体は非常に綺麗です。
同調ノブや各スイッチにサビが出ておらず、状態が良いです。
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リアパネルの RCA 端子には少し輝きが残っています。
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電源 ON してチェック
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ランプ切れはありません。
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FM 受信
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TUNING ノブを回すと回転に同期してバシャバシャと大きなノイズが出ます。
おそらく、バリコン軸が接触不良になっていると思います。
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-0.7MHz 程度の周波数ズレがあります。
85,1MHz の放送が指針の示す周波数で 84.4MHz で受信します。
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周波数ズレはありますが、[STEREO] ランプが点灯しステレオ音が出ます。
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受信音にパチッ・バリッという雑音が不定期に入ります。
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AM 受信
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チェックしてからしばらくは、周波数ズレはなく感度良く受信できていました。
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突然ザザーという雑音だらけになり、その後は電源 ON/OFF しても変わりません。
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カバーを開けてチェック
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FM フロントエンドの OSC トリマコンデンサが黒く変色しています。
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上記以外は内部は綺麗で、基板には目視で明らかに劣化とわかる部品は見当たりません。
リペア (その1):FM フロントエンドの修理
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概要
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TUNING ノブを回すと回転に同期してバシャバシャと大きなノイズが出ます。
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バリコンをチェックしたところ、右の写真のようにバリコン軸と接触プレートの間に緑青サビが出ていました。
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サビは絶縁物なので、バリコン軸で接触不良が発生しています。
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これがバリコンが回ると雑音が出る原因です。
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-0.7MHz 程度の周波数ズレがあります。
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[OSC トリマコンデンサ] の容量抜けの可能性が高いです。
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[OSC トリマコンデンサ] をチェックすると劣化して真っ黒になっていました。
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修理
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バリコン軸接触不良回復作業を実施しました。
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エレクトロニッククリーナ
を軸受けに噴射し何度もバリコン羽を動かすと緑青サビが湧き出てきます。
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湧き出た緑青サビを爪楊枝/歯間楊枝/歯間ブラシで丹念に落とします。
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[1]~[2] を何度も何度も繰り返します。
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接点復活スプレー
を少量吹きかけ馴染ませます。
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仕上げに、軸受けにリチウムグリスを塗布して防錆処置します。
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[OSC トリマコンデンサ] 交換
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左の写真は交換前の劣化したトリマコンデンサです。
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黒く見えている部分は新品の時は茶色です。
劣化して黒化しているのです。
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右の写真のようにセラミック型トリマコンデンサ 10pF と交換しました。

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修理後の動作チェック
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トリマコンデンサを交換したので OSC トラッキング調整をやり直しました。
結果、周波数ズレは直りました。
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TUNING ノブを回してもノイズは出なくなり良好です。
リペア (その2):FM 受信音にパチッ・バリッという雑音が不定期に入る
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概要
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パルスカウント検波の機種で、このノイズが出る故障は多いです。
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2nd IF 周波数を積分して検波出力を得る方式のため、不要な周波数成分をフィルタリングします。
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このフィルタに LC フィルタを使っており、コンデンサにはチタコンを使っています。
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問題はこのチタコンがマイグレーションによって劣化しやすいのです。
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チタコンが劣化すると [レアショート]→[自己回復] を繰り返し、これがノイズとなって聞こえるのです。
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フィルタには以下の2種類あります。
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[FL1] [Fl2] [FL7] [FL8] は 2nd IF の 1.96MHz の不要成分を取り除きます。
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[FL3] はパルスカウント検波の不要成分を取り除きます。
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どのフィルタが劣化しても落雷のようなノイズが出ます。
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右の写真は [FL1] [FL2] [FL7] [FL8] [FL3] です。
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下の回路図は [2nd IF 変換] [パルスカウント検波] の部分です。
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[IC6] MC1496N で 10.7MHz IF を 2nd IF の 1.96MHz に変換し、[FL1] [Fl2] [FL7] [FL8] で波形を綺麗にします。
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[10.7MHz] とローカル OSC [8.74MHz] を混合すると [19.44MHz] [10.7MHz] [8.74MHz] [1.96MHz] の周波数成分が出ます。
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パルスカウント検波で使うのは [1.96MHz] だけなので、[19.44MHz] [10.7MHz] [8.74MHz] を LPF で除去します。
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[1.96MHz] 以外の成分はかなり離れた周波数になるので、除去は簡単です。
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LPF のカットオフ周波数は 3.5MHz 程度が良く、そう厳密でなくても大丈夫です。
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[FL8] は HPF でカットオフ周波数は 0.9MHz くらいのはずです。
この HPF は無くても問題はないと思います。
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上記の 2nd IF は [IC6] TR4010A でパルスカウント検波します。
[FL3] はこの IC に接続されています。
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[FL3] のカットオフ周波数は 250kHz 程度が良く、そう厳密でなくても大丈夫です。

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修理
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[FL1] [Fl2] [FL7] [FL8] の内部回路と、その接続は以下の通りです。

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左の写真は [FL1]、右の写真は [FL2] を基板から外して裏側を眺めたものです。
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チクワのような形状の部品がチタコンです。
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[FL1] のチタコンは黒く写っていますが、実際には軽度です。
何もせずに [FL1] を基板に戻しました。
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[FL2] のチタコン 180pF は真っ黒でもう使えないので、除去して [FL2] を基板に戻しました。

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左の写真は [FL7]、右の写真は [FL8] を基板から外して裏側を眺めたものです。
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[FL7] のチタコンは綺麗で問題ありません。
何もせずに [FL7] を基板に戻しました。
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[FL8] のチタコン 390pF 1300pF は真っ黒でもう使えないので、除去して [FL8] を基板に戻しました。

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左の回路は [FL3] の内部回路、右の写真は [FL3] を基板から外して裏側を眺めたものです。
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左側にある2本のチタコンは綺麗ですが、なにやら蝋のようなものがベッタリ付いています。
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右端のチタコンは真っ黒で劣化しています。
3本のチタコンを除去して [FL3] を基板に戻しました。

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除去したチタコンの代わりに基板の裏側で、右の写真のように 30ppm/℃ 温度補償積層セラミックコンデンサを取り付けました。
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1300pF 積層セラミックコンデンサの手持ちがなかったので、ここには 680pF セラミックコンデンサ×2個をパラ付けしました。
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修理後の動作チェック
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パチッ・バリッという雑音が消えて綺麗な音が出ることを確認しました。
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雑音は不定期発生していたので、半日 FM 放送を聴きながらモニタリングしましたが、雑音は発生しないため、完全に直ったと判断しました。
リペア (その3):AM 受信でザザーという雑音だらけになる
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概要
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到着後10分くらいは感度良く AM 受信できていました。
突然ザザーという雑音だらけになり、完全に故障しました。
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AM 受信 IC [HA1197] でこの雑音だらけになる故障は過去に経験あります。
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おそらく IFT 内蔵チタコンが劣化故障しています。
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修理
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下の回路図は AM 受信 IC [HA1197] 周りの部分です。
故障と推定しているのは青〇で囲んだ [L16] AM IFT です。

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左の写真で黄〇で囲んだのが [L16] で、右はその内部回路です。

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[L16] を基板から取り外し、裏側のチタコンを眺めてみたら真っ黒でした。
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チタコンを除去して [L16] を基板に戻しました。
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除去したチタコンの代わりに基板の裏側で、右の写真のように 30ppm/℃ 温度補償積層セラミックコンデンサ 180pF を取り付けました。
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修理後の動作チェック
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ザザーという雑音が消滅して綺麗な音が出ることを確認しました。
再調整
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電圧チェック (VP)
| VP |
標準値 |
実測値 |
判定 |
| R120(左) (Q14-E) |
+14V |
+14.1V |
〇 |
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FM/AM 受信部の調整
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調整結果
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FM 受信部
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同調点が大きくズレていました。
再調整で規定内に入りました。
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フロントエンドでトラッキング調整ズレがあり、再調整で感度アップしました。
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周波数ズレは 77~90MHz で ±0.1MHz 以内、76MHz で -0.15MHz 以内に収まりました。
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ステレオセパレーションなどは以下となりました。
素晴らしく良好な数値です。
| 項目 |
IF BAND |
stereo/mono |
L |
R |
単位 |
| ステレオセパレーション (1kHz) |
WIDE |
stereo |
58 |
58 |
dB |
| NARROW |
50 |
50 |
dB |
| 高調波歪率 (1kHz) |
WIDE |
mono |
0.025 |
% |
| stereo |
0.025 |
% |
| NARROW |
mono |
0.18 |
% |
| stereo |
0.18 |
% |
| パイロット信号キャリアリーク |
WIDE |
stereo |
-73 |
-73 |
dB |
| オーディオ出力レベル偏差 (1kHz) |
WIDE |
mono |
0 |
+0.09 |
dB |
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AM 受信部
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フロントエンドでトラッキング調整ズレがあり、再調整で感度アップしました。
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IF 調整が少しズレていましたが、再調整で規定内に入りました。
使ってみました
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修理&再調整が終わって
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本機はそもそも希少 IC の [TR4010A] 部品取り用として故障品を寄贈いただいたものです。
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部品取りする [TR4010A] の良否を確認するには故障を直すしかありませんでした。
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直すと性能も音も良い当たりの個体とわかり、[TR4010A] を部品取りし辛くなってしまいました。
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困った!!!
・・・ 誰か動作する [TR4010A] か [TR4010A が載った基板] をくれないかなぁ~
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KT-8100 と
TRIO KT-8300
はほぼ同じ時期に発売されました。
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KT-8100 は FM/AM チューナで42,000円、KT-8300 は FM 専用機で63,000円です。
値段が1.5倍も違います。
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KT-8300 は高級機、KT-8100 は普及機の位置付けですが、パルスカウント検波回路は同じです。
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こういうこともあって KT-8100 でも KT-8300 と遜色ない良音です。
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FM バリコンは4連あれば性能的に十分なので、KT-8100 はお買い得だったと思います。
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KT-8100 が KT-8300 より優れているところ
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FM フロントエンドが基板上で構成されておりメンテナンスが容易です。
ここが故障しても修理できます。
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KT-8300 のフロントエンドはユニット化されており、ここが故障したら修理不可となります。
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パルスカウント検波 IC の [TR4010] と [TR4010A]
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[TR4010A] は [HA12401A] と同じです。
未確認ですが、[TR4010] と同じなのは [HA12401] でしょう。
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KT-8100 には [TR4010A] が実装されていますが、[TR4010] も実装できる基板パターンになっています。
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KT-8300 では初期型が [TR4010] で、それ以降は [TR4010A] となっています。
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[TR4010] と [TR4010A] は電気的には互換性がありますが形状が違います。
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[TR4010] の基板パターンに [TR4010A] は実装できますが、逆はできません。
IC ソケットを併用すれば逆もできないことはないです。
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デザイン
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ともかくデカイですが、昔はこれで標準サイズだったのです。
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フロントアルミパネルは最厚部は 6mm もありヘアライン仕上げで良好です。
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チューニングノブは直径 50mm で無垢アルミではなく、内部はスカスカです。
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電源を入れるとダイヤルスケールが浮き上がって表示され、美しいです。
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[IF BAND] スイッチで FM IF BAND を WIDE/NARROW に切換できます。
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FM アンテナ入力は F 端子ではなく、同軸ケーブルを直接接続する方式です。
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FM 受信
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周波数ダイヤルと指針が見易くスムーズに同調操作できます。
メータもかなり見易いです。
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感度は良く、音の解像度が良く高音質です。
さすがパルスカウント検波です。
お奨めできるチューナ
です。
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AM 受信
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バーアンテナなので、感度が良いです。
音は AM のナローなりに良いです。