KENWOOD L-02T (15号機) が到着
2026年6月17日、新潟県胎内市の T さんより
KENWOOD L-02T
の修理依頼品が到着しました。
定価30万円の超高級チューナ
です。
写真は照明 LED 化後です。
ウォームホワイト LED を使いました。
程度&動作チェック
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修理依頼者のコメント
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照明の LED 化と調整及びバリコンの状態の改善をお願いします。
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6年ほど前にメーカーにて調整をして頂いたのですが、LED 化はしていただけませんでした。
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その折に、「バリコンが固着?」のようなことを言っておられたのですが、当方よく理解できませんでした。
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外観のチェック
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製造シリアル番号は [30500028] で、電源コードの製造マーキングより [1981年製造品] とわかりました。
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[Σケーブル] は添付されていませんでした。
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全体的に汚れやスレはあるものの、綺麗な状態です。
RCA 端子にクスミがあります。
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ダイヤルスケール内に何やらゴミのような白い紙切れが付着していました。
どうやら指針に貼り付いているようです???
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KENWOOD サービスのメンテナンスシールは貼られていませんでした。
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シールが貼られていないということはメーカメンテナンスしていないことになります。
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修理依頼者の言う「6年ほど前にメーカーにて調整をして頂いた」と合わないです。
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おそらく、メーカ調整はサービスのかたの善意で無料でやってくれたのでしょう。
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でも保証はできないのでシールを貼らなかったのでしょう。
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電源 ON してチェック
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電源は入り、ノブやボタンはそれなりに反応します。
[REC CAL] ボタン操作で正常にテスト音が出ます。
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[メータ照明] [ダイヤル指針] ランプは点灯しますが、かなり暗いです。
寿命による末期症状です、
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指針ランプが切れており、これでは受信周波数がわからないので、指針に白い紙切れを貼り付けたようです。
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[STEREO] ランプが点灯して綺麗なステレオ音が出ます。
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低い周波数の辺りで [TUNING] ノブを回すと回転に同期してガッガッという雑音が出ます。
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バリコン軸で接触不良が発生しているようです。
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おそらく、メーカサービス者が言った「バリコンが固着?」と思います。
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カバーを開けてチェック
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バリコンギア機構のプーリー軸が脱落しそうになっています
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おそらく、これが修理依頼者が言う「バリコンが固着?」と思います。
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右の写真で黄〇で囲んだプーリー軸に隙間が見えますが、この隙間がないのが正しいです。
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このままプーリーが更に右に寄っていくと、最後にプーリー軸が脱落します。
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プーリー軸が外れると、ギア機構のギアも外れバラバラになります。
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一旦バラバラになると再組立てしても元に戻りません。
すばわち、修理不能に至ります。
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基板は綺麗で目視でわかる劣化部品は見当たりません。
リペア (その1):照明を LED 化
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リプレースに使う LED
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LED 化が必要なのは [S メータ] [T メータ] [D/M メータ] [ダイヤル指針] です。
これ以外は元々 LED 表示です。
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左の写真のウォームホワイト (電球色) テープ LED は [S メータ] [T メータ] [D/M メータ] 照明に使います。
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テープ LED は1単位ことに切って使えます。
1単位は LED×3個 に相当します。
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各メータあたり5単位使うので LED×15個 で照明することになります。
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右の写真は指針用に使う 3mm 砲弾型 LED です。
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指針に [赤色、20000mcd、照射角 30°] を使います。
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指針周辺ダイヤル照明に [ウォームホワイト色、14400mcd、照射角 30°] を使います。

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LED 化回路
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LED に供給する電源は [C35] 電解コンデンサの両端から取っています。
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[Ambient Lighting] は真っ暗闇でも同調周波数を把握できるよう、指針周辺のダイヤルを軽く照明します。

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メータ照明の LED 化作業
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メータカバーの上からテープ LED を使って照明します。
LED 15個並べたと同じなのでムラのない照明になります。
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5単位のテープ LED を貼り付け、組み込む前にプリ配線したのが下の写真です。
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メータの封印とテープ LED 貼り付けには経年変化しない260℃耐熱ポリイミドテープを使いました。
黄色のテープです。


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指針の LED 化作業
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下の写真は全面改修した [指針基板] の表裏です。
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垂直に立っているのが指針用の赤色 LED です。
横に寝ているのが指針周辺のダイヤルを照明するウォームホワイト色 LED です。
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L-02T にはダイヤル照明がないので、真っ暗闇では周波数が把握できず、このウォームホワイト色 LED で補助するのです。

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LED 化完了
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下の写真のようにムラのない電球色の美しい照明になりました。
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オリジナルのフィラメントランプの時より遥かに綺麗な表示です。
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指針周辺ダイヤル照明で真っ暗闇でも指針が指している周波数がわかるようになりました。

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コメント
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やっとマトモに指針が細かく見られるようになったので、チェックするとバックラッシュが 0.1MHz とやや大きくなっています。
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おそらく、過去にプーリー軸が脱落して誰かが再組立てしているようです。
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バリコンギア機構とはノンバックラッシュ機構です。
一旦、ギアが外れてバラバラになると再組立てしても元に戻りません。
これが私が言っている「修理不能」です。
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修理不能と言っても使えない訳ではありません。
バックラッシュが大きいので同調操作し辛いだけで、受信は問題なくできます。
バックラッシュが大きいので精度という価値が損なわれただけです。
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修理依頼者はこのバックラッシュにお気付きでないようなので、そういう意味からは今までと変わりません。
リペア (その2):[コントロール基板] のコインバッテリをソケット化して交換
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概要
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L-02T ではコインバッテリ [CR2430] で、は操作ボタンの状態を記憶保持します。
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本機は製造後45年経過しているので、交換したほうがよいです。
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どうせ交換なら [CR2032]+[ソケット] に換装して、以降のバッテリ交換が簡単になるようにします。
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修理
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オリジナルの [CR2430] を取り外しました。
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左の写真は換装前です。
これを右の写真のように [CR2032]+[ソケット] に換装しました。

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修理後の動作チェック
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操作ボタンの状態が電源 OFF/ON しても保持されることを確認しました。
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コメント
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[CR2032] は [CR2430] より容量が少ないですが、それでも25年は使えると思います。
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交換の際は+側 (文字が書いてあるほう) を上にします。
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普通の [CR2032] は何より入手しやすく安いです。
100円ショップでも買えます。
ダイソーでは3個で110円です。
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これだけ安いのなら、安全・安心を考慮して10年に1回交換することをお奨めします!!!
リペア (その3):バリコンギア機構のプーリー軸が脱落しそうになっている
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概要
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右の写真で黄〇で囲んだプーリー軸に隙間が見えますが、この隙間が無いのが正しいです。
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隙間があるとバックラッシュが発生します。
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最悪、プーリー軸が脱落するとギアがバラバラに外れ修理不能になります。
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再固定できればよいのですが、どのように固定されてるのかがわからないのです。
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よって再固定はバリコンメーカでないとできないと思います。
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修理
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当方では、プーリー軸脱落防止 [押さえ込み板] を入れる対策をしています。
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[押さえ込み板] の材料として厚みの違うアクリル板を特注し常備しており、それらを組み合わせて使っています。
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[側板]~[プーリー] の間に [特注アクリル板] を挿入して、側板から押さえ込んで脱落防止します。
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隙間を 1mm 以下にするのが目標です。
本機は [特注アクリル板] (50×50×5mm) 1枚で目標を達成しました。
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左の写真のように [特注アクリル板] を右側板に G17 ボンドで接着してから、右の写真のように組み立てました。

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修理後の動作チェック
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いままで通り、[TUNING] ノブでの同調がスムーズにできることを確認しました。
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側板から [特注アクリル板] を介してプーリー軸を押しているので、もう脱落する心配は不要です。
リペア (その4):低い周波数の辺りで [TUNING] ノブを回すと回転に同期してガッガッという雑音が出る
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原因
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左の写真はバリコンの全景です。
全てのバリコン軸と接触プレートの間に緑青サビが出ています。
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右の写真はバリコン軸と接触プレートの拡大で、緑っぽいのが緑青サビです。
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サビは絶縁体ですから接触不良を発生させ、バリコンの容量が不安定になって、雑音や感度低下となります。
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これが原因です。
古いバリコンではよくある故障です。

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修理
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以下のようにバリコン軸の接触回復作業しました
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エレクトロニッククリーナ
を軸受けに噴射してから、何度もバリコン羽を動かすと緑青サビが湧き出てきます。
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湧き出た緑青サビを刷毛や爪楊枝で丹念に落とします。
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[1] と [2] を何度も何度も繰り返します。
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軸受けに
接点復活スプレー
を塗布してバリコンを回転して馴染ませます。
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仕上げに、軸受けにリチウムグリスを塗布して防錆処置します。
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結構手間がかかりましたが、大量の緑青サビが除去できました。
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特に OSC 羽の近くのバリコン軸からは、ボロッとした大きな緑青サビの塊が転げ落ちました。
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相当酷かったです。
なぜか?メーカのメンテナンスでは本作業はやらないのです。
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修理後の動作チェック
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バリコン (TUNIG ノブ) を回しても雑音は出なくなりました。
良好です。
リペア (その5):その他
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RCA 端子にクスミがある
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ピカール液
でマイクロ研磨してクスミは消え輝きが蘇りました。
再調整
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電圧チェック (VP)
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実測値は以下のように良好でした。
| VP |
標準電圧 |
実測電圧 |
判定 |
備考 |
| 電源基板 |
15pin |
+14V |
+14.2V |
〇 |
FRONT END |
| 18pin |
-15.5V |
-14.4V |
〇 |
IF |
| 20pin |
+14V |
+14.4V |
〇 |
| CN1 |
1pin |
-8V |
-7.94V |
〇 |
CONTROL |
| 2pin |
+8V |
+7.88V |
〇 |
| CN2 |
2pin |
+15V |
+16.0V |
〇 |
MPX COMPOSITE (非安定) |
| 3pin |
-15V |
-16.7V |
〇 |
| CN3 |
3pin |
+15V |
+16.1V |
〇 |
MPX R (非安定) |
| 4pin |
-15V |
-15.9V |
〇 |
| CN4 |
1pin |
+12V |
+11.8V |
〇 |
RELAY |
| 3pin |
+8.5V |
+8.53V |
〇 |
LED |
| 4pin |
+7.4V |
+7.38V |
〇 |
POWER MUTE |
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FM 受信部の調整
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調整結果
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6年前に KENWOOD サービスで調整されているためか、大きな調整ズレはありませんでした。
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本機は高調波歪率が極小で当たりの個体でしょう。
以下のような良好な性能に調整できました。
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ステレオセパレーションは WIDE より NARROW のほうが上ですが、これは本機の個性なのでやむを得ないです。
| 項目 |
IF BAND |
stereo/mono |
L |
R |
単位 |
| ステレオセパレーション (1kHz) |
WIDE |
stereo |
50 |
50 |
dB |
| NARROW |
54 |
53 |
dB |
| 高調波歪率 (1kHz) |
WIDE |
mono |
0.0077 |
% |
| stereo |
0.0077 |
% |
| NARROW |
mono |
0.015 |
% |
| stereo |
0.015 |
% |
| パイロット信号キャリアリーク |
WIDE |
stereo |
-75 |
-77 |
dB |
| オーディオ出力レベル偏差 (1kHz) |
WIDE |
mono |
0 |
-0.08 |
dB |
| REC CAL 信号 |
WIDE |
mono |
422 |
Hz |
| -6.0 |
dB |
使ってみました
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修理&再調整が終わって
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本機はバックラッシュがやや大きい問題がありますが、チューナとしての性能と音質は素晴らしいです。
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ウォームホワイト色 LED で照明 LED 化したので暖か味があってイイです。
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指針付近のダイヤル面への補助照明は正解です。
さり気ない気遣いという感じが良いです。
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L-02T については LED 化したほうが満足度高いです。
メータもダイヤル指針もコントラスト良く綺麗です。
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デザイン
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フロントパネルと天板、側板が全て分厚いアルミ製で豪華な作りです。
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質感抜群ですが、ともかく重いです。
12kg 以上あります。
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大きなメータ、大きな [TUNING] ノブで通信機の雰囲気です。
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今回、照明を LED 化したので明るくクッキリな表示になりました。
ここはオジリナルより優れています。
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アンテナ端子は2系統で F 端子専用です。
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感度や音質
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流石に良い音
です。
安定度とか音質とかスペック表現できない部分が超優れています。
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感度が良く、高解像度でカチッとした超高音質です。
高域も低域もよく出ています。
S/N も良いです。
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高解像度の音なのにハーモニー再現力もあります。
放送スタジオに居るかのようなリアルな音にハッとします。