KENWOOD L-02T (6号機) が到着
2023年10月4日、大阪府池田市の K さんより
KENWOOD L-02T
の修理依頼品が到着しました。
定価30万円の超高級チューナ
です。
この写真は照明を LED 化後です。
状態チェック
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修理依頼者のコメント
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17~8年前にヤフオクで L-02T を購入し FM 放送を楽しんでいるのですが、やはり経年による故障が出てきました。
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通常はステレオ放送になるのですが、時々ステレオにならない時があります。
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[STEREO] ランプと [SERVO LOCK] ランプが激しく点滅し、受信ができない時があります。
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ランプ類が暗いので LED 化お願いします。
コイン電池交換できるようにソケット化お願いします。
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外観
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製造シリアル番号は [20510256] で、電源コードの製造マーキングより [1981年製造品] と判明しました。
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フロントパネルの一番上側エッジに5箇所ほどポツポツとしたアルマイト禿げがありますが、全体的には綺麗です。
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電源 ON してチェック
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ダイヤル指針ランプの輝度がかなり弱く、受信周波数の把握に難ありです。
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D/M メータの照明ランプが切れています。
S メータと T メータの照明ランプは切れてはいませんがかなり暗いです。
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各スイッチやボタン、インディケータランプは正常そうです。
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Σドライブの [VARIABLE] からは音が出ますが、[FIXED] 端子からは音が出ません。
故障しています。
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全体的に -0.2MHz 程度の周波数ズレがあります。
80MHz の放送が 79.8MHz で受信します。
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[TUNING] ノブの動きにに大きなバックラッシュがあります。
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おそらくバリコンギア機構のプーリー軸が外れかかっていると思います。
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バリコン軸が接触不良になっていると思われる以下の不良があります。
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周波数が低い辺りで同調ノブを回すと、回転に合わせブチブチという大きな雑音が出ます。
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放送の近くで同調ノブを回すと、T メータがフラフラとあり得ない動きをして合わせにくいです。
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受信できても [STEREO] ランプが点灯しません。
ところが、時間が経って筐体が温まるとなぜか?点灯しました。
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[LOCK] スイッチを ON にしてもサーボロックできないことがあります。
何かおかしいです。
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カバーを開けてチェック
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バリコンギア機構のプーリー軸が外れかかって脱落寸前です。
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右の写真で赤〇で囲んだ軸に隙間がありますが、無いのが正しいです。
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これが [TUNING] ノブでバックラッシュが大きい原因です。
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プーリー軸が脱落するとギアがバラバラに外れ、修理不能になります。
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プーリーが側板に当たることで、かろうじて脱落を防げていました。
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フロントエンド、電源トランス、基板などにかなりホコリが堆積しています。
リペア (その1):オーディオ出力の [FIXED] 端子から音が出ない
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原因
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調査の結果、ミューティングリレー [RL1] 故障と判明しました。
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右の写真で緑色の部品で、高級なリードリレーです。
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リードスイッチを駆動する内部のコイルが断線していました。
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修理
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リレーを交換すれば直るのですが、代替品は手に入りません。
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調べると TRIO KT-8300 に全く同じリレーが使われています。
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やむを得ず、
TRIO KT-8300 (3号機)
からリレーを移植して直りました。
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この KT-8300 はちゃんと動作するので勿体なかったです。
リペア (その2):[CR2430] → [CR2032]+[ソケット] に換装 ・・・ 修理依頼者の要求
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[コントロール基板] には [CR2430] コイン電池がハンダ付けされています
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この電池は一次電池なので、もう寿命です。
42年間も使われ続けていました。
(2023年時点)
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いくらなんでも、もう寿命です。
交換したほうがよいです。
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どうせ交換するのなら、ユーザでも電池交換できるようソケット化します
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左の写真は元実装されていた [CR2430] コイン電池です。
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この電池はタブ付で、このタブをハンダ付けしているので、普通にはユーザで交換できません。
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そこで右の写真のように、[CR2032 ソケット] を使って [CR2032] コイン電池に交換しました。

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[CR2032] は [CR2430] より容量が少ない (63%) ですが ・・・
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[CR2430] で40年間使えたなら [CR2032] でも25年間は使えると思います。
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そして [CR2032] は何より入手しやすく安いのです。
100円ショップでも買えます。
ダイソーでは3個で110円です。
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これだけ安いのなら、安全・安心を考慮して10年に1回交換することをお奨めします!!!
リペア (その3):照明を LED 化 ・・・ 修理依頼者の要求
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LED 化のためにフロントパネルを分解してみると ・・・
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汚いと思えるほど埃がビッシリ堆積しており、かなりの汚れもあります。
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[掃除機] [無水アルコール] 他でクリーニングしてかなりマシになりました。
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LED 化が必要なのは [S メータ] [T メータ] [D メータ] [ダイヤル指針] です。
これ以外は元々 LED 表示です。
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左の写真の [FUSE 型 LED] はメータの照明に使います。
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1個で [6000K 白色 LED]×9個分搭載しており、全部で3個使います。
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メータ内に組み込むので、両端の口金を外して LED モジュールだけ使います。
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右の写真は指針用に使う 3mm 砲弾型 LED です。
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指針に [赤色、20000mcd、照射角 30°]、指針周辺ダイヤル照明に [白色、25000mcd、照射角 30°] の2本使います。

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L-02T (2号機)
とほぼ同じ方法で LED 化したのですが、若干変更しました
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下の回路図で [Ambient Lighting] 用の白色 LED を追加しています。
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目的は真っ暗闇でも指針がどの周波数に居るかわかるよう、指針周辺のダイヤルを軽く照明するためです。

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右の写真は [指針基板] です。
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垂直に立っている足の長いのが指針用の赤色 LED です。
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横に寝ているのが指針周辺のダイヤルを照明する白色 LED です。
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そもそも L-02T にはダイヤル照明がないので、真っ暗闇では指針位置の把握ができず、この白色 LED で補助するのです。
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下の写真のように野暮ったい黄昏の電球色から明るく現代的な白色に変わりました
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メータの数字は設計者は本来望んだであろう、綺麗な薄緑っぽい表示になりました。
やはり白色が正解です。
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ランプ切れして見えなかったダイヤル指針は、明るい部屋の中でもハッキリ見えるようになりました。
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指針周辺ダイヤル照明で真っ暗闇でも指針が指している周波数がわかるようになりました。

リペア (その4):バリコン軸が接触不良になっている
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右の写真で、軸が接触プレートに触れる部分が緑っぽいのが緑青サビ
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サビは絶縁体ですから接触不良を発生させ、バリコンの容量が不安定になって、これが雑音として聴こえるのです。
古いバリコンではよくある故障です。
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まずはこれを直さないとマトモに使えず、再調整に入れません。
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以下のようにバリコン軸の接触回復作業しました
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エレクトロニッククリーナ
を軸受けに噴射してから、何度もバリコン羽を動かすと緑青サビが湧き出てきます。
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湧き出た緑青サビを刷毛や爪楊枝で丹念に落とします。
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[1] と [2] を何度も何度も繰り返します。
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仕上げに、軸受けに
CRC 5-56
を塗布して防錆処置します。
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結構手間がかかりましたが、大量の緑青サビが除去できました。
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直りました!!!
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同調ノブを回してもブチブチ雑音は出ず、スムーズに同調できます。
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T メータのあり得ない動きが解消し、ピタッとチューニングできます。
リペア (その5):バリコンギア機構のプーリー軸の脱落防止対策
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[側板]~[プーリー] の間に [特注アクリル板] (50×50×5mm) を挿入して、側板から押さえ込んで脱落防止しました
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[側板]~[プーリー] の間隔は 5.5mm なので、挿入する [特注アクリル板] とのクリアランスは 0.5mm になります。
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左の写真のように [特注アクリル板] を右側板にボンドで接着してから、右の写真のように組み立てます。

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見事に対策できました!!!
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バックラッシュが無くなって、[TUNING] ノブでの同調がスムーズにできるようになりました。
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側板から [特注アクリル板] を介してプーリー軸を押しているので、もう脱落する心配は不要です。
リペア (その6):その他
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全体的に -0.2MHz 程度の周波数ズレがある
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L-02T は左側板のフロントパネル側の中央にユーザ調整可能な周波数ズレを補正するネジがあります。
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±0.1MHz 程度なら、このマイナスネジで調整できるのですが、0.2MHz もズレると無理です。
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そこで、FM フロントエンドのトラッキング調整を再調整して直りました。
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[LOCK] スイッチを ON にしてもサーボロックできないことがある
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原因は [コントロール基板] にあるタッチセンサ回路の [L1] の調整ズレです。
再調整で直りました。
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修理依頼者のいう、以下の原因でもあったと思います。
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[STEREO] ランプと [SERVO LOCK] ランプが激しく点滅し、受信ができない時がある。
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[STEREO] ランプが点灯しない
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原因は MPX VCO の調整ズレです。
再調整で直りました。
再調整
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電圧チェック (VP)
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実測値は以下のように良好でした。
| VP |
標準電圧 |
実測電圧 |
判定 |
備考 |
| 電源基板 |
15pin |
+14V |
+14.4V |
〇 |
FRONT END |
| 18pin |
-15.5V |
-14.2V |
〇 |
IF |
| 20pin |
+14V |
+14.3V |
〇 |
| CN1 |
1pin |
-8V |
-8.01V |
〇 |
CONTROL |
| 2pin |
+8V |
+7.90V |
〇 |
| CN2 |
2pin |
+15V |
+15.3V |
〇 |
MPX COMPOSITE (非安定) |
| 3pin |
-15V |
-15.9V |
〇 |
| CN3 |
3pin |
+15V |
+15.7V |
〇 |
MPX R (非安定) |
| 4pin |
-15V |
-15.2V |
〇 |
| CN4 |
1pin |
+12V |
+12.0V |
〇 |
RELAY |
| 3pin |
+8.5V |
+8.88V |
〇 |
LED |
| 4pin |
+7.4V |
+7.68V |
〇 |
POWER MUTE |
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FM 受信部の調整
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L-02T (1号機)
に記載の手順で再調整しました。
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再調整前に現状値を軽く計測してみました。
現状値は以下で、良い状態を保っているようです。
| 項目 |
IF BAND |
stereo/mono |
L |
R |
単位 |
| ステレオセパレーション (1kHz) |
WIDE |
stereo |
50 |
50 |
dB |
| 高調波歪率 (1kHz) |
WIDE |
mono |
0.045 |
% |
| stereo |
0.050 |
% |
| パイロット信号キャリアリーク |
WIDE |
stereo |
-38 |
-40 |
dB |
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調整結果
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上記の調整前の性能より大きく向上しました。
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[ステレオセパレーションは倍以上] [高調波歪は激減] [キャリアリークは大幅向上] です。
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当然、音質もビックリするほど良くなりました。
| 項目 |
IF BAND |
stereo/mono |
L |
R |
単位 |
| ステレオセパレーション (1kHz) |
WIDE |
stereo |
58 |
58 |
dB |
| NARROW |
44 |
45 |
dB |
| 高調波歪率 (1kHz) |
WIDE |
mono |
0.0096 |
% |
| stereo |
0.0098 |
% |
| NARROW |
mono |
0.020 |
% |
| stereo |
0.027 |
% |
| パイロット信号キャリアリーク |
WIDE |
stereo |
-67 |
-65 |
dB |
| オーディオ出力レベル偏差 |
WIDE |
mono |
0 |
+0.16 |
dB |
| REC CAL 信号 |
WIDE |
mono |
384.4 |
Hz |
| -6.4 |
dB |
使ってみました
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修理&再調整が終わって
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修理依頼者より聞いていた不具合状況より多くの問題がありました。
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毎日使っていて少しずつ悪くなっていったので問題に気付かなかったのでしょう。
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時間がかかりましたが、全て修理できてホッとしました。
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やはりこの機種は照明 LED 化が正解です。
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朽ち果てた黄昏色の表示が、スッキリ美しい現代的な表示になりました。
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今回、指針付近のダイヤル面にも補助照射してみましたが、正解でした。
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LED 化で 14W 消費電力が減ったので発熱が少なくなり信頼性が上がりました。
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電気代が減るので、長期的には修理代が回収できます。
時間がかかると思いますが SDGs 貢献できます。
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感度や音質
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流石に良い音
です。
安定度とか音質とかスペック表現できない部分が超優れています。
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感度が良く、高解像度でカチッとした超高音質です。
高域も低域もよく出ています。
S/N も良いです。
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高解像度の音なのにハーモニー再現力もあります。
放送スタジオに居るかのようなリアルな音にハッとします。