KENWOOD L-03T (14号機) が到着
2026年9月6日、東京都練馬区の S さんより
KENWOOD L-03T
の修理依頼品が到着しました。
定価12万円
の
FM 専用高級チューナ
です。
程度&動作チェック
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修理依頼者のコメント
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2014年3月にヤフオクで購入しました。
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特に問題はなかったのですが、2016年頃に Kenwood サービス (大阪)で点検してもらい、「問題なし」との報告をいただきました。
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現在も特に問題ない認識ですが、以下をお願いします。
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照明の LED 化
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ダイアルノブの周波数が少しずれているのでその調整
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動作チェックと、もし故障箇所があればその修理
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外観のチェック
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製造シリアル番号は [43K10056] で、電源コードの製造マーキングより [1984年製造品] と判明しました。
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Σケーブルの添付はありませんでした。
Σケーブルでの試験はできないです。
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フロントパネル
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フロントパネル自体は綺麗です。
[TUNING] ノブのエッジに1個のごく小さいアルマイトハゲがあります。
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[周波数ダイヤル板] が下に 2mm 近くズレています。
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リアパネル自体は綺麗ですが、端子類にクスミがあります。
この程度は問題ないと思います。
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天板はかなり汚れており、セロテープの剥がし跡が1ヶ所ありますが、致命的な損傷はありません。
底板は綺麗です。
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底板に [60.12.17] と書かれたトリオサービスのメンテナンスシールが貼られていました。
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昭和60年 (1985年) 12月17日にメーカ修理されているようです。
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修理依頼者の言う「2016年頃のメーカ点検」のシールはなく、公式にはやっていないことになっています。
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電源 ON してチェック
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電源は正常に入りました。
メータ照明の輝度が大きく下がっており見辛いです。
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[周波数ダイヤル板] が下にズレているので、指針がほとんど見えません。
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[FM RF SEL] スイッチの反応が悪く、ちゃんと切り換わりません。
これ以外のスイッチは正常に反応します。
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[S メータ] [T メータ] が正常に反応し、サーボロックも正常に効いて正常な音が出ますが、[STEREO] ランプが点灯しません。
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[TUNING] ノブ操作でのバックラッシュが 0.1MHz 以上と大きいです。
バリコンギア機構のプーリー軸が外れかかっているのかも?
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修理依頼者が気にされている放送の周波数と指針のズレは ±0.1MHz に入っているので問題はないです。
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[REC CAL] スイッチ ON で正常なテスト音が出ます。
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カバーを開けてチェック
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予想通り、バリコンギア機構のプーリー軸が外れかかっています。
脱落すると修理不能に陥るので対策が必要です。
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バリコンの軸と接触プレートの間に緑青サビが出ています。
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基板は綺麗で目視で明らかに劣化とわかる部品は見当たりません。
リペア (その1):メータ照明 LED 化
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リプレースに使う LED と照明回路
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左の写真の [テープ LED] を使います。
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幅は 10mm で 12.5mm 単位にカットできます。
1単位あたり LED 3個が搭載されています。
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4単位にカットしたものを2個使います。
発色はウォームホワイトです。
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右の回路図が照明回路です。
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LED は DC 駆動する必要があり、この電源を [C136] 電解コンデンサの両端から取ります。
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メータあたりテープ LED を4単位使うので、LED×12個分に相当します。
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電圧・電流の実測値は回路に記入しており、消費電力は 12.8V×7.2mA=0.09W です。

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テープ LED 取り付けの様子
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下の写真はテープ LED を取り付けと配線の様子です。
メータの上部に貼り付いているのがテープ LED です。
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経年変化しない260℃耐熱ポリイミドテープを使ってテープ LED を貼り付けています。
セロテープではありません。
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配線材はこれもやや高価な耐熱電線です。
メータ間の電線が長いですが、取り付けの作業をやりやすくするためです。
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写真からはわかりませんが、メータ内部のフィラメントランプガイドをニッパで切り取っています。
外部から照射するので邪魔なのです。

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メータを L-03T に組み込みました
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左の写真はメータ取り付けの上側で、右の写真は基板裏に取り付けた電流制限抵抗 680Ω の取り付け状態です。
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この抵抗を増減することで明るさを変更できます。
電線を余らせているのは、今後のメンテナンスを考慮してです。

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LED 化完成
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目論見通りムラのないスッキリとした綺麗なメータ照明になりました。
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ウォームホワイト色は電球色ぽくって目に優しいです。
[STEREO] ランプなどと合う明るさに調節してあります。

リペア (その2):[周波数ダイヤル板] が下に 2mm 近くズレている補修
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概要
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[周波数ダイヤル板] が下に 2mm 近くズレて、指針がほぼ見えなくなっています。
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右の写真で黄色寸法線で示したズレがないのが正しいです。
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原因
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[周波数ダイヤル板] は両面粘着テープで貼り付けられています。
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両面粘着テープが経年変化で溶け出して周波数ダイヤル板がズレ落ちたのが原因です。
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修理
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[周波数ダイヤル板] を取り外し、古い両面粘着テープを除去してから粘着跡を無水アルコールで洗浄しました。
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強力両面粘着テープで [周波数ダイヤル板] を再度貼り付け直しました。
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指針がハッキリ見えるようなり、直りました。
リペア (その3):[FM RF SEL] スイッチが正常に動作しない
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原因
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[FM RF SEL] スイッチの接点の接触不良が原因です。
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右の写真で、LED の下にあるのがスイッチで、[FM RF SEL] スイッチは一番右です。
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修理
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交換用のスイッチはもう入手できないのでスイッチそのものを修理しました。
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スイッチの隙間に
エレクトロニッククリーナ
を吹きかけ何度も ON/OFF して接点をクリーニングしました。
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最後に
接点復活スプレー
を吹きかけて直りました。
リペア (その4):バリコンの軸と接触プレートの間に緑青サビが出ている
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概要
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下の写真のように、全てのバリコン軸と接触プレートの間に緑青サビが出ています。

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サビは絶縁物なので接触不良となり、以下の現象が出ます
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周波数の低い辺りで指針を動かすとゴソゴソという雑音が出る。
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感度が落ちたり、受信が不安定になったりする。
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修理
以下のようにバリコン軸の接触回復作業をしました。
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エレクトロニッククリーナ
を軸受けに噴射し何度もバリコン羽を動かすと緑青サビが湧き出てきます。
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湧き出た緑青サビを 爪楊枝/歯間ブラシ/歯間糸楊枝 を使って丹念に落とします。
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[1] と [2] を何度も何度も繰り返します。
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接点復活スプレー
を軸受けに少量吹きかけ馴染ませます。
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仕上げに、軸受けに
セラグリス HG
を塗布して防錆処置します。
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修理後の動作チェック
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緑青サビがバリコンの動作に影響を与えていたようで、周波数ズレのバラつきが、やや改善しました。
リペア (その5):ハンダクラック予防補修
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ハンダクラックしやすい箇所
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左の写真は RCA 端子裏側で、リードが直接基板にハンダ付けされています。
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このハンダ付け部分にはリアパネルと基板の2方向から常にストレスが掛かっているのでハンダクラックしやすいです。
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右の写真で黄〇で囲んだ箇所にあるのはパワートランジタで、リードが直接基板にハンダ付けされています。
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パワートランジスタ自身の発熱でハンダ付け部分が徐々に劣化してハンダクラックしやすいです。

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修理 (予防補修)
リペア (その6):バリコンギア機構のプーリー軸の脱落防止
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概要
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右の写真で黄〇で囲んだ箇所に隙間がありますが、隙間がないのが正しいです。
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これはバリコンギア機構のプーリー軸の固定が外れたのが原因です。
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放置するとプーリー軸が脱落し、ギア機構がバラバラになり修復不能になります。
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どうやって固定しているのか不明なので、バリコンメーカでないと直せないです。
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そこで、プーリー軸が脱落しない対策をします。
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修理
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まずは、左の写真のようにプーリーの留め位置を左に少しズラして、プーリー軸の先端が最先端になるようにしました。
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[側板]~[プーリー軸先端] の間に [特注アクリル板] を挿入して、側板から押さえ込んで脱落防止します。
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寸法測定すると [側板]~[プーリー軸先端] の間隔が 8mm 弱でした。
これより、7mm 厚が適合するとわかりました。
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当方で常備している [特注アクリル板] の [50×50×5mm] [50×50×2mm] を貼り合わせて 7mm 厚として使いました。
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これを右の写真のように右側板内側にボンドで接着しました。
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天板 (側板) を被せて完成です。
直りました。
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天板を被せた状態ではプーリー軸脱落の心配はありません。
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天板を外したらプーリー軸が脱落しないよう注意ください。
脱落させてしまうと修理不能になります!
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天板を被せる際は、プーリー軸を手で押し込んでから天板を取り付けます。

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修理後の動作確認
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[TUNING] ノブを回してもバックラッシュが発生せず、指針がスムーズに動くことを確認しました。
直りました。
リペア (その7):その他
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[STEREO] ランプが点灯しない
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MPX VCO 調整が経年変化でズレていました。
再調整で直りました。
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[FM ANTENNA] 端子に白っぽいクスミが出ている
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ピカール液
でマイクロ研磨してクスミを落とし、ピカピカになりました。
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天板にセロテープの剥がし跡が1ヶ所ある
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見苦しいので、無水アルコールで除去しました。
綺麗になりました。
再調整
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電圧チェック (VP)
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実測値は下のように良好でした。
| VP |
標準値 |
実測値 |
判定 |
備考 |
| Q42-E |
+12V |
+11.7V |
〇 |
Tuner |
| IC24-OUT |
+8V |
+8.03V |
〇 |
AF / Control |
| IC23-OUT |
-8V |
-7.97V |
〇 |
| D1-K |
+12V |
+12.0V |
〇 |
Front End (OSC) |
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FM 受信部の調整
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調整結果
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調整ズレはほとんどなく良い状態でした。
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再調整によりステレオセパレーションと高調波歪率はかなり向上して良い音になりました。
| 項目 |
IF BAND |
stereo/mono |
L |
R |
単位 |
| ステレオセパレーション (1kHz) |
WIDE |
stereo |
70 |
62 |
dB |
| NARROW |
52 |
52 |
dB |
| 高調波歪率 (1kHz) |
WIDE |
mono |
0.018 |
% |
| stereo |
0.019 |
% |
| NARROW |
mono |
0.055 |
% |
| stereo |
0.068 |
% |
| パイロット信号キャリアリーク |
WIDE |
stereo |
-83 |
-81 |
dB |
| オーディオ出力レベル偏差 (1kHz) |
WIDE |
mono |
0 |
+0.02 |
dB |
| REC CAL 信号 |
WIDE |
mono |
422 |
Hz |
| -5.7 |
dB |
使ってみました
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修理&再調整が終わって
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修理依頼者よりは「問題がない」と聞いていましたが、全然違いました。
あちこち修理が必要でした。
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徐々に悪くなっていくので、毎日使っていると不具合に気が付かないのかもしれません。
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再調整が終わった本機は素晴らしい高性能と高音質が出ました。
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デザイン
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ダイヤルスケールは最前面で照明はありませんが見易いです。
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黒いダイヤルスケールと赤い指針のマッチングが良いです。
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チューニングノブはタッチセンサになっています。
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[LOCK] スイッチ ON で同調サーボロックがかかります。
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感度や音質
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このクラスになると流石に良い
です。
安定度とか音質とかスペック表現できない部分が超優れています。
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感度が良く、高解像度でカチッとした超高音質です。
高域も低域もよく出ています。
S/N も良いです。
性能は超一流です。
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高解像度の音なのにハーモニー再現力もあります。
音に余裕があると言うか、この辺りが一般機との差です。