TRIO KT-9700 (5号機)

TRIO KT-9700 (5号機) が到着

2024年5月10日、石川県金沢市の S さんより TRIO KT-9700 の修理依頼品が到着しました。

定価15万円 で パルスカウント検波 の FM 専用チューナ です。

この写真は照明を LED 化した後です。 フィラメントランプ時のぼやっとした黄昏感から、明るくてコントラストの高い素晴らしい輝きになりました。



程度&動作チェック

  1. 依頼者のコメント

  2. 外観

  3. 電源 ON してチェック

  4. カバーを開けてチェック



リペア (その1):照明の LED 化

  1. 照明構造と使用 LED

  2. LED 化前後のランプ回路

  3. 古いフィラメントランプや配線を外す作業中に不具合発見!

  4. テープ LED 取り付けの様子

  5. 完成しました!



リペア (その2):IF band 表示の LED のうち真ん中の2個が点灯しない

  1. 左の回路図は [SW 基板] にある IF band 表示回路で、右はこれまで基板に実装されていた構成部品です。

  2. 使われていた LED は古過ぎて同じものは入手不可なので、最新のツバなしの緑色 3mm LED (7.3lm) に6本とも交換しました。



リペア (その3):バリコン軸接触劣化の回復作業

  1. 右の写真で、軸が接触プレートに触れる部分で緑っぽいのが緑青サビ

  2. 以下のようにバリコン軸の接触回復作業しました

    1. エレクトロニッククリーナ を軸受けに噴射してから、何度もバリコン羽を動かすと緑青サビが湧き出てきます。

    2. 湧き出た緑青サビを刷毛や爪楊枝で丹念に落とします。

    3. [1] と [2] を何度も何度も繰り返します。

    4. 仕上げに、バリコン軸~軸受板 の間にリチウムグリスを塗布して防錆処置します。

    結構手間がかかりましたが、大量の緑青サビが除去できました。



リペア (その4):その他

  1. [TUNING] ノブの留めネジが緩んでいる

  2. ダイヤルスケール内に煤のような汚れがビッシリ付着している

  3. 以下の現象は再調整で直りました

  4. 右チャンネルの音が出ない



再調整

  1. 電圧チェッック (VP)

  2. FM 受信部の調整

  3. 調整結果



使ってみました

  1. 修理&再調整が終わって

  2. デザイン

  3. 感度や音質