Accuphase T-107

Accuphase T-107 をゲット!

DGL 検波 が特長の FM 専用シンセサイザチューナ

2009年8月28日、 Accuphase T-107 の中古・不動作品を 購入しました。

2009年に修理&再調整したのですが、最近の手法を使って再度手直し&再調整して、記事も改訂して2025年3月25日に完了しました。



程度&動作チェック

  1. リサイクル店のコメント

  2. 外観

  3. 電源 ON してチェック

  4. カバーを開けてチェック



Accuphase チューナの変遷

  1. Accuphase チューナを発売順に並べてみた

  2. T-107 は Accuphase のチューナで唯一、同調ノブがない

  3. FM/AM チューナの Accuphase T-106 から AM 部を取り去って FM 専用機にしたような構成



カバーを開けてみました

  1. 基板の作りは非常に良いです。 写真をクリックすると拡大写真を表示できます。

  2. フロントエンド

  3. IF 部

  4. DGL 検波部

  5. MPX 部

  6. プリセットメモリのバックアップ

  7. その他



リペア (その1):全く受信できない

  1. 状況から診たて

  2. 調査

  3. 修理

  4. 修理後の動作確認



リペア (その2):コインバッテリのソケット化と交換

  1. 概要

  2. 修理

  3. 修理後の動作確認

  4. コメント



リペア (その3):[フロントパネルの各ボタン] [リアパネルの端子] に若干くすみがある

  1. 概要

  2. 手直し



調整

写真の FM/AM 標準信号発生器 Panasonic VP-8175A (以下 SSG)、 FM Stereo 信号発生器 MEGURO MSG-2170、 周波数カウンタ ADVANTEST TR5822 を使って調整します。 10年も経つとコイルやトリマはズレます。

  

  1. 調整ポイント

    種別 調整ポイント 備考
    VR VR1 NARROW GAIN
    VR VR2 S-METER MIN
    VR VR3 S-METER MAX
    VR VR4 MUTING LEVEL
    VR VR5 SEPARATION
    IFT T1 2nd IF (2.4MHz)
    IFT T2 T-METER NULL

  2. 電圧チェックポイント (VP)

    VP 標準値 実測値 判定 備考
    [78M05] OUT +5.6V +5.64V デジタル系
    [78M15] OUT +15V +15.0V アナログ系
    Q101-E +24V (未測定) - VT 電源

  3. FM 受信部の調整

    手順 SSG出力 T-107 の設定 調整箇所 TP 及び調整値 備考
    1 - MUTING : OFF
    FILTER : OFF
    SELECTIVITY : NORMAL
    - -  
    2 - 76MHz 受信 [フロントエンド]
    OSC コイル
    J138 電圧 = 3.0V OSC トラッキング調整
    3 - 90MHz 受信 [フロントエンド]
    OSC トリマ
    J138 電圧 = 20.0V
    4 手順2~3を数回繰り返す
    5 83MHz 30dB
    無変調
    83MHz 受信 [フロントエンド]
    RF トリマ×4
    OSC Buffer トリマ
    S メータ = 最大 RF トラッキング調整
    6 [フロントエンド]
    IFT
    IF 調整
    7 83MHz 90dB
    無変調
    T2 IC15(NJM2904)-5pin 電圧
    同調点検出の真ん中に合わせる
    同調点調整
    8 T1 [TA7310P] 7pin 波形 = 最大
    オシロスコープで観測
    2nd IF 調整
    9 83MHz 60dB
    無変調
    - S メータ = 記録 NARROW GAIN 調整
    10 83MHz 60dB
    無変調
    83MHz 受信
    SELECTIVITY : NARROW
    VR1 S メータ = 手順9と同一
    11 83MHz 90dB
    stereo 1kHz L+R
    83MHz 受信
    SELECTIVITY : NORMAL
    [フロントエンド]
    IFT
    オーディオ出力 = 高調波歪最小 stereo IF 歪補正
    12 83MHz 90dB
    stereo 1kHz R/L
    VR5 オーディオ出力 (L/R) = 最小 セパレーション調整
    13 83MHz 19dB
    無変調
    VR2 S メータ = 30dBf S メータ調整
    75Ωの場合、dBf≒dBuV+11
    14 83MHz 89dB
    無変調
    VR3 S メータ = 100dBf
    15 手順13~14を数回繰り返す
    16 83MHz 21dB
    mono 1kHz
    83MHz 受信
    MUTING : ON
    VR4 MUTING = ON/OFF 閾 MUTING レベル調整

  4. 調整結果



使ってみました

  1. デザイン

  2. フロントパネル左側の4つのボタン

  3. 音質&感度

  4. その他



仕様ほか

  1. ドキュメント

  2. 仕様



  3. 発売情報

    発売時期 1985年7月
    定価 99,800円