Pioneer F-120D

Pioneer F-120D をゲット!

2009年7月29日、私のチューナーページのファンからシンセサイザー FM/AM チューナーの Pioneer F-120D の寄贈を受けました。



早速、程度&動作チェック

  1. 外観

  2. 入手した状態のまま電源 ON してチェックしました



カバーを開けてみました

  1. 基板の作りは良く、部品が綺麗に整然と並んでいます。 基板を見た瞬間に「これは結構お金がかかっているな。」と判ります。 写真をクリックすると拡大写真を表示できます。

  2. IC を使用して合理化が図られています。 主な IC は以下です。


  3. FM フロントエンド部

  4. FM IF 部

  5. パルスカウント検波+ステレオ分離部

  6. AM 受信部

  7. 使用 IC のロット番号より、この F-120D の製造年は1984年と判明しました。 電源ケーブルの製造マーキングも1984年でした。



修理&クリーニング



調整

写真の FM/AM 標準信号発生器 Panasonic VP-8175A (以下 SSG)、 FM Stereo 信号発生器 MEGURO MSG-2170、 周波数カウンタ ADVANTEST TR5822 を使って調整します。 10年も経つとコイルやトリマはズレます。

  

  1. 電圧チェックポイント (VP)

    VP 標準値 実測値 備考
    Q601-C +13.6V +13.4V TUNER
    Q605-C +5.6V +5.89V MCU
    R605 (後) +28V +27.3V VT

  2. FM 受信部の調整

    手順 SSG出力 F-120D の設定 調整箇所 TP 及び調整値 備考
    1 - FM : ON
    REC LEVEL CHECK : OFF
    MONO/MUTE-OFF : ON
    FM WIDE : ON
    - -  
    2 83MHz 90dB
    無変調
    83MHz 受信 T103 TP12〜TP13 間電圧 = 0V 同調点調整
    3 - 90MHz 受信 L4 TP16 電圧 = 24.5V OSC トラッキング調整
    4 - 76MHz 受信 - TP16 電圧 = 8.0V (確認のみ)
    5 76MHz 30dB
    無変調
    76MHz 受信 L1
    T1
    L5
    TP22 電圧 = 最大 RF トラッキング調整
    6 90MHz 30dB
    無変調
    90MHz 受信 TC1
    TC2
    TC3
    TP22 電圧 = 最大
    7 手順5〜6を数回繰り返す
    8 83MHz 30dB
    無変調
    83MHz 受信 T2
    T101
    T102
    TP22 電圧 = 最大 IF 調整
    9 83MHz 90dB
    無変調
    T301
    T302
    [PA5006] 1pin 近くの
    R401 (470Ω) 波形 = 最大
    オシロスコープで観測
    パルスカウント検波調整
    10 VR401 TP8〜TP9 間電圧 = 0V V-CENTER 調整
    11 83MHz 受信
    MONO/MUTE-OFF : OFF
    VR404 TP10 周波数 = 38kHz±100Hz
    周波数カウンタで測定
    VCO 調整
    12 83MHz 90dB
    stereo 1kHz L+R
    L402
    VR405
    オーディオ出力 = 19kHz 成分最小 パイロットキャンセル調整
    13 T2
    T101
    T102
    オーディオ出力 = 高調波歪最小 stereo IF 歪補正
    14 83MHz 90dB
    stereo 1kHz R
    VR403 オーディオ出力 (L) = 最小 セパレーション調整
    15 83MHz 90dB
    stereo 1kHz L
    VR402 オーディオ出力 (R) = 最小
    16 83MHz 26dB
    mono 400Hz
    VR101 MUTING = ON/OFF 閾 MUTING レベル調整
    17 83MHz 90dB
    mono 400Hz
    - オーディオ出力 = 測定 REC LEVEL CHECK 調整
    18 REC LEVEL CHECK : ON VR501 オーディオ出力 = 手順11の -6dB

  3. AM 受信部の調整

    手順 SSG出力 F-120D の設定 調整箇所 TP 及び調整値 備考
    1 - AM : ON
    REC LEVEL CHECK : OFF
    - -  
    2 - 522kHz 受信 L202 TP16 電圧 = 2.0V OSC トラッキング調整
    3 - 1611kHz 受信 TC202 TP16 電圧 = 24.5V
    4 手順2〜3を数回繰り返す
    5 603kHz 40dB
    無変調
    603kHz 受信 L201 TP11 電圧 = 最大 RF トラッキング調整
    6 1404kHz 40dB
    無変調
    1404kHz 受信 TC201
    7 手順5〜6を数回繰り返す

  4. 調整結果

    項目 IF BAND L R 単位
    ステレオセパレーション WIDE 73 79 dB
    ステレオセパレーション NARROW 35 35 dB
    パイロット信号キャリアリーク WIDE -65 -66 dB
    オーディオ出力レベル偏差 (MONO) WIDE 0 -0.28 dB
    REC LEVEL CHECK 信号 - -6.1
    293.0
    -6.2
    293.0
    dB
    Hz



使ってみました

  1. 高さ61mm とかなりスリム

  2. 機能関連

  3. 感度や音質



レベルメータ



仕様&その他