TRIO KT-9900 (7号機) をゲット!
2026年6月5日、東京都板橋区の H さんから
TRIO KT-9900
の故障品を研究用に寄贈いただきました。
今回は IC ピンに発生したマイグレーションなど、故障満載でした。
少しずつ不具合になるものは、毎日使っていると気付かないのかも。
不具合は全て直り、ウットリする KT-9900 らしい高音質に蘇りました。
程度&動作チェック
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寄贈者のコメント
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3~4年前に長野市の
サンクス電機
という中古ショップから約15万円ほどで購入しました。
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入手時点で受信の調子が悪かったため、すぐに川越市の
テクニカルブレーン
で全体的に修理してもらいました。
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その後、最近まで特に問題なく使っていました。
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最近になって新たに動作不具合が出てきたので、新しいチューナを購入して入れ換えました。
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不具合は「ステレオ受信時に雑音・音切れがする」ですが、そのほかに機能の不全はないように思います。
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機器の設置場所も限られているため、本機は再修理せず処分することにしました。
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結果的に本機とは数年の付き合いでした。
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本機を「粗大ゴミ」として処分するのは忍びなく、研究用として寄贈します。
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外観のチェック
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製造シリアル番号は [860055] で、電源コードに製造マーキングより [1978年製造品] とわかりました。
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あちこち問題箇所が見られますが醜くはなく実用品レベルの外観です。
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フロントパネル
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真正面から眺めるとほぼ綺麗な状態です。
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分厚いアルミ製パネルの右サイド側上下エッジにキズと僅かな変形があります。
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透明ガラスの下側には僅かに虹色に見える箇所がありますが目立ちません。
2枚自貼り合わせガラスで、僅かに接着が剥がれてきているため。
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リアパネル
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そう綺麗ではありませんがヘコミ等はないので実用品レベルです。
RCA 端子にサビが出ています。
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天板
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ポツポツといた小傷、スレが多いですが醜いということはなく実用品レベルです。
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右側サイドの下部分にスレが多いです。
どうやら本機はしばらく右サイドを下にして保管されていたようです。
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このため、フロントパネル右サイド上下のキズもその時に付いたのでしょう。
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底板
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とても綺麗で問題ありません。
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KENWOOD サービスのメンテナンスシールが1枚貼ってありました。
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日付が [63.01.24] となっていたので、昭和63年1月24日 (1988年) に修理されているようです。
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電源 ON してチェック
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電源は問題なく入りました。
操作スイッチは正常に反応します。
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フィラメントランプで照射している [周波数スケール] [メータ] 照明のランプ切れはないです。
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照明が入るとフロントパネルの透明ガラスの内側に薄っすらとゴミがあるのがわかりました。
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橙色 LED で照射している [STEREO] [MUTING] [QUETING CONT] [DDL] ランプ切れはないです。
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緑色 LED で照射している [IF BAND] ランプの一部が点灯しないです。
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[IF BAND] スイッチが [NARROW] では対応 LED が点灯します。
ただし、かなり弱い光です。
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[IF BAND] スイッチが [NARROW] 以外では全ての LED が点灯しまません。
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[S メータ] [T メータ] の振れは正常ですが、[D メータ] の振れは小さく時々振れるようでおかしいです。
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[STEREO] ランプが点灯して放送が受信できますが、受信音がおかしいです。
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R チャンネルの音が L チャンネルに比べてかなり小さいです。
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STEREO/MONO に関係なく音が途切れます。
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電源を入れた直後は音の途切れが顕著ですが、時間が経つとかなりマシにはなります。
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カバーを開けてチェック
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筐体内は綺麗で、基板には綺麗で目視で明らかに劣化とわかる部品はありません。
リペア (その1):R チャンネルの音が小さい
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原因
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下の回路図は [MPX 基板] にある R チャンネルの AF 増幅部です。
L チャンネルにも同じ回路があります。
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正常な L チャンネルとオーディオレベルを比較すると、[IN] までは同じレベル、[OUT] でレベルが下がっていました。
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この回路図にあるどれかの IC やトランジスタが故障しているとわかりました。
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更に要因切り分けして [IC12] が故障とわかりました。

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修理
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[IC12] のピンをみるとマイグレーション発生で真っ黒になっています。
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マイグレーションとは金属カビみたいなもので、経過時間と共に成長します。
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そして数年~数10年という年月をかけて、最後には IC のピン間をレアショートして動作不具合に至ります。
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まずはマイグレーションを金属ワイヤブラシで磨いて落としてみました。
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すると R チャンネルのレベルがグ~ンと上がり、直りました。
原因は [IC12] に発生したマイグレーションでした。
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マイグレーションによる故障予防
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今回はマイグレーション除去で直りました。
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しかし、放置するとマイグレーションが新たに発生して10年後とかに再発する可能性があります。
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マイグレーションは空気中の水分を媒介として成長します。
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逆に言うと IC のピンが空気に触れなければマイグレーションは発生しません。
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[IC12] のピンをネイルコート液でコーティングしてピンが空気に直接触れないようにしました。
リペア (その2):[D メータ] の振れが小さく時々振れる
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原因
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下の回路図は [MPX 基板] にある D メータ回路です。
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[IN] には正常なオーディオ信号が入力されているのに [D メータ] の振れがオカシイです。
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この回路図にある IC は [IC4] だけなので、これが故障していると思います。

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修理
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[IC4] のピンをみるとマイグレーション発生で真っ黒になっています。
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まずはマイグレーションを金属ワイヤブラシで磨いて落としてみました。
残念ながら直りませんでした。
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こうなると [IC4] を交換するしかないです。
部品交換リストは以下です。
| 基板 |
部品番号 |
交換前 |
交換後 |
備考 |
| MPX 基板 |
IC4 |
NJM4558D |
NJM4558DD IC ソケット化して交換 |
デュアル汎用オペアンプ |
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左の写真は交換後で IC ソケット化して交換しました。
右の写真はこれまで基板に実装されていた故障した IC です。
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故障した IC はハンダゴテが入り辛い位置にあったのでピンを切断して取り出しました。
お仕置きよ!

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修理後の動作チェック
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D メータの振れが正常になったことを確認しました。
リペア (その3):STEREO/MONO に関係なく音が途切れる
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調査と原因
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[MULTIPATH-H] 端子には検波出力が出ています。
ここでモニタすると音は途切れることはありません。
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要因は [MPX 基板] の中にあることがわかります。
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オシロスコープで波形観測すると、ステレオ分離する [IC9] TC4066BP の入力では音は途切れず、出力では音が途切れます。
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この IC でステレオ分離します。
単純に考えると [IC9] 故障と考えがちですが、今回は違うようです。
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[IC9] TC4066BP は電子スイッチング IC でスイッチング信号で ON/OFF します。
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スイッチング信号をオシロスコープで観測すると周期が不安定です。
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ここは 38kHz の周期で綺麗な波形が出るはずです。
これが要因です。
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KT-9900 は Sample & Hold MPX になっており、ザクッと以下の構成です。
(コンポジット入力)→[IC6:HA11223W]→[Q9]→[IC7:SN74LS04]→[IC8:SN74LS00]→[IC9:TC4066BP]→(STEREO 出力)
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下の回路図は [MPX 基板] にある [IC6] [Q9] [IC7] 周りの回路です。
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ここにある [タイミングパルス] のレベルも周期も不安定です。
ここは Duty 50% 38kHz 方形波が正しいです。
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[IC6] [Q9] いずれかの故障が原因です。

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修理
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[IC6] のピンをみるとマイグレーション発生で真っ黒になっています。
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まずはマイグレーションを金属ワイヤブラシで磨いて落としてみました。
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すると、「音が途切れる」現象が消え綺麗な音が出るようになり、直りました。
原因は [IC6] に発生したマイグレーションでした。
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マイグレーションによる故障予防
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今回はマイグレーション除去で直りました。
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しかし、放置するとマイグレーションが新たに発生して10年後とかに再発する可能性があります。
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[IC6] のピンをネイルコート液でコーティングしてピンが空気に直接触れないようにしました。
リペア (その4):[MPX 基板] のマイグレーション対策
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概要
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「リペア (その1)」「リペア (その3)」は IC のピンに発生したマイグレーションが原因でした。
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これだけバタバタとマイグレーションが発生したとなると、他の IC も対策したほうがよいと考えました。
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全ての基板を目視チェックしてみて、マイグレーションが発生しているのは [MPX 基板] だけでした。
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他の基板にも [MPX 基板] と同じ IC が使われていますが、マイグレーションは出ていないです。
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この [MPX 基板] は呪われているのでしょうか?
祟りが怖いので [MPX 基板] のマイグレーション対策をします。
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マイグレーション対策
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[IC4] [IC6] [IC12] は既に対策したので、残りの IC 全部が対象です。
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これらの IC のピンを右の写真の金属ワイヤブラシで磨いてピカピカにしました。
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amazon で30本900円くらいで販売されており、本来はドリル取付用です。
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長さが 50mm あるので手で持って綿棒のように使っています。
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狭い箇所に使う時はニッパで少し散髪すると具合がよいです。
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次に、ネイルコート液でコーティングしてピンが空気に直接触れないようにしました。
リペア (その5):[IF BAND] ランプが正しく点灯しない
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調査と原因
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[IF BAND] スイッチが [NARROW] では対応 LED が点灯するが、それ以外のポジションでは全ての LED が点灯しまません。
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下の回路図は [IF BAND] ランプ表示部分です。
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LED は直列接続となっており、どれか1個の LED が故障すると、全ての LED が光らないです。
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今回は4個ある NORMAL の LED のどれか1個が故障したのです。
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そうすると、今回の点灯状況になり、辻褄が合います。
原因はこれに間違いないです。

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[IF BAND 表示モジュール] の修理
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KT-9900 においては
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[IF BAND 表示モジュール] にある [LED 基板] に LED ダイが搭載されているため、LED 交換ができません。
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メーカ修理ではこのモジュールごと交換になりますが、もうメーカでも交換品の在庫は無いです。
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こうなると、リプレースに使える [IF BAND 表示モジュール] を工作して製作するしかないです。
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左の写真は [IF BAND 表示モジュール] を取り出して少し分解した様子です。
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プラスチック枠の長方形の窓の奥に LED ダイがあります。
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窓はとても細く普通の 3mm LED を入れることができないです。
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そこで、この細い窓に入る右の写真の緑色 LED を使います。
先端の突起はニッパで切り取ります。

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[LED 基板] に5個の LED のリードが通る 1mm の穴を開けます。
LED は5個なので穴は全部で10個になります。
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下の写真は LED 取り付け&配線が終わった [IF BAND ランプモジュール] です。

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KT-9900 に組み込み
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下の回路図は今回製作した [IF BAND 表示モジュール] の回路と [SW 基板] 内の改造部分です。
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半世紀前の LED を現代の LED にそのまま置き換えると明る過ぎるのです。
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そこで [SW 基板] の [R36] [R37] [R38] の抵抗値を変更して LED に流す電流を制限しました。
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LED に流れ込む電流は 0.1mA と極小ですが、これでも元の LED より明るいです。
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[R36] [R37] [R38] の抵抗値は同じですが、LED 駆動の元電圧が 28V と高いので、人間の目には明るさが同じに見えます。

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修理後の動作チェック
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[IF BAND] 切換操作をすると、追随して [IF BAND] 表示が正しく変化することを確認しました。
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[IF BAND] 表示の各窓の中心部が周辺より明るいですが、これはやむを得ないです。
点灯しないよりはマシでしょ。
リペア (その6):受信音のフロアノイズレベルが高い
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概要
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これまでのメンテナンスでほぼ正常動作すると思われたので、ザクッと調整してみました。
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すぐにわかったのは受信音のフロアノイズレベルが KT-9900 にしては高過ぎるのです。
どこかオカシイ・・・
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調査と原因
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不具合部位の切り分け調査で、どうやら FM フロントエンドに要因があるとわかりました。
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KT-9900 は超高級機のため、FM フロントエンドの OSC 発振回路を安定化させる目的で、OSC 専用電源回路を FM フロントエンド内に安定化電源を持っています。
さすが、超高級機です。
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下の回路図は FM フロントエンドの一部です。
赤枠で囲んだのが [OSC 専用電源]、その上にあるのが [OSC 発振回路] です。

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[OSC 専用電源] の出力は +13.5V のはずが、オシロスコープで観測すると +12~13V の範囲でフラフラしているのです。
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安定化電源ですから電圧変動は数 10mV 以下でないといけないです。
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この電源がフラフラ動くと OSC 発振周波数もフラフラ変化します。
これがフロアノイズレベルが大きくなっている要因です。
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更に調べると、回路にある [IC1] HA1457 が劣化して電圧出力が安定しないとわかりました。
この IC の劣化故障が原因と判明しました。
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修理
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[HA1457] を新品に交換しました。
左の写真は交換後で、赤〇で囲んだ部品です。
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右の写真は、これまで FM フロントエンドに実装されていた劣化故障した [HA1457] です。
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この IC はハンダゴテが当てにくい場所にあったので破壊して取り出しました。
どうせ故障しているし。
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IC のピンが真っ黒になっています。
マイグレーションの影響で故障に至ったのでしょう。

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修理後の動作チェック
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受信音のフロアノイズレベルが下がりクリアな音になったことを確認しました。
これが KT-9900 本来の音です。
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OSC 発振を安定化する専用電源が故障してノイズレベルが上がって不安定になるとは、本末転倒でした。
リペア (その7):パルスカウント検波の高音質化
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概要
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[パルスカウント検波基板] の HA1457 を最新のオペアンプに換装して高音質化を目指します。
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私の所で有償配布している
HA1457 リプレース基板
を使います。
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この基板を使うと最新の高性能・高音質オペアンプと換装することができます。
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[HA1457 リプレース基板] に高音質オペアンプを搭載して、[パルスカウント検波基板] の HA1457 を換装します。
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IC リプレース
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まずは下の写真の [パルスカウント検波基板] を取り出しました。
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KT-9900 で唯一、簡単に取り出せる基板です。
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電解コンデンサが全て105℃品になっており、前回修理した
テクニカルブレーン
さんが交換したと思います。
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今回、私のほうで IC 交換をして、上記と合わせて高音質化が完了となります。

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左の写真は、高性能・高音質オペアンプ
NJM4580DD
を実装した [HA1457 リプレース基板] です。
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右の写真で黄枠で囲んだのが [HA1457 リプレース基板] です。
[HA1457] と置き換えました。

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リプレース後の動作チェック
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FM 放送が綺麗な音で受信できました。
今までより音が良くなった気がします。
リペア (その8):その他
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リアパネルの RCA 端子にサビが出ている
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ピカール液
でマイクロ研磨してサビを落としました。
かなりマシになりました。
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フロントパネルの透明ガラスの内側にゴミがある
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フロントパネルを取り外して内外を清掃して綺麗になりました。
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フロントエンドカバーがやや汚れている
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ジャパンワックス
でワックス掛けして、ピカッと光る輝きが出て綺麗になりました。
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カバーを開けないと見えない部分なのですが ・・・ 開けた時にガッカリしないよう
再調整
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電源電圧チェック (VP)
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実測値は以下のように良好でした。
| VP |
標準値 |
実測値 |
判定 |
| PS 基板 |
8pin |
+22.5V |
+23.4V |
〇 |
| 9pin |
+18V |
+17.6V |
〇 |
| 10pin |
-18V |
-18.0V |
〇 |
| 11pin |
+15V |
+15.5V |
〇 |
| 14pin |
-15V |
-15.5V |
〇 |
| 15pin |
-14V |
-14.4V |
〇 |
| 19pin |
+14V |
+14.5V |
〇 |
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FM 受信部の調整
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調整結果
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FM フロントエンドの調整ズレはほぼありませんでしたが、それでも再調整で感度が少し上がりました。
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修理が終わった本機を再調整していて、調整値が安定だと感じました。
こういう所がやはり超高級機ですね。
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再調整の結果、音の解像度が上がり、聞き惚れる素晴らしい音になりました。
| 項目 |
IF BAND |
stereo/mono |
L |
R |
単位 |
| ステレオセパレーション (1kHz) |
WIDE |
stereo |
51 |
50 |
dB |
| NORMAL |
51 |
51 |
dB |
| NARROW |
51 |
52 |
dB |
| 高調波歪率 (1kHz) |
WIDE |
mono |
0.012 |
% |
| stereo |
0.020 |
% |
| NORMAL |
mono |
0.032 |
% |
| stereo |
0.036 |
% |
| NARROW |
mono |
0.075 |
% |
| stereo |
0.12 |
% |
| パイロット信号キャリアリーク |
WIDE |
stereo |
-77 |
-80 |
dB |
| オーディオ出力レベル偏差 (1kHz) |
WIDE |
mono |
0 |
-0.19 |
dB |
使ってみました
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修理&再調整が終わって
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到着時の動作チェックではとても超高級機と思えない悲惨な音でした。
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不具合が多く1個ずつ丹念に修理していき、遂に KT-9900 本来の高性能・高音質に蘇りました。
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修理が終わって、やはり KT-9900 は良い音だと思います。
ずっと聴き続けていたい素晴らしい音です。
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前回修理した
テクニカルブレーン
の作業状態はとても良く、キチンとメンテナンスされていました。
信用できる会社ですね。
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デザイン
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ともかく大きくて重いです。
15kg もあります。
アンプより重いです。
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フロントパネルは 5.3mm の分厚いアルミ材で高級感あります。
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ダイヤルとメータに照明があって、ON すると浮き上がって素敵です。
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チューニングノブは直径 50mm のアルミ材で高級感あります。
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チューニングノブでダイヤル指針は、高級感のある動きをします。
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最前面の透明パネルと内部の周波数パネルがガラスでできています。
このため透明度が高く高級感バッチリです。
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[IF BAND] スイッチはできるだけ [WIDE] ポジションで使ったほうがよいです。
KT-9900 の最高音質で放送が聴けます。
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[QUIETING CONTROL] スイッチの [AUTO] ポジションの実体はステレオ時のオートハイブレンドです。
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高域のホワイトノイズは減りますが、代わりにセパレーションが悪化するので、できるだけ使わないほうがよいです。
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オートハイブレンドしない [STEREO] ポジションがお奨めです。
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感度や音質
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感度は良好で、妨害電波排除能力も優れています。
ともかく安定感があるというか、さすが高級機です。
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ウットリ聴き惚れてしまうほうどの高音質!
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スッキリ爽快な誇張のないクリアな音質です。
ナチュラルサウンドという感じする素敵な音です。
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音に解像度があって、ハーモニーもしっかり再生します。
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特に金属音のキラキラという音がリアルです。
癖になります。
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放送局のモニタ機として測定器代わりに使えるほどのクセない超高音質です。