SANSUI TU-α707

SANSUI TU-α707 をゲット!

2008年6月12日、提携している BLUESS Laboratory さんから SANSUI TU-α707 を寄贈いただきました。



程度&動作チェック

  1. 外観

  2. 電源 ON してチェック



カバーを開けてみました

  1. 作りは非常に良いです。 写真をクリックすると拡大写真を表示できます。

  2. FM フロントエンド

  3. FM IF 部

  4. FM 検波部

  5. FM MPX 部

  6. AM 部

  7. プリセットメモリのバックアップ



調整

写真の FM/AM 標準信号発生器 Panasonic VP-8175A (以下 SSG)、 FM Stereo 信号発生器 MEGURO MSG-2170、 周波数カウンタ ADVANTEST TR5822 を使って調整します。 10年も経つとコイルやトリマはズレます。

  

  1. 調整ポイント

    FM 受信部と AM 受信部で同じ名称の調整ポイントがあるので要注意です。

  2. 電圧チェックポイント (VP)

    VP 標準値 実測値 備考
    電源基板 [JP2] +29V +29V +28.87V PLL VC 用
    電源基板 [JP2] +12V +12V +12.57V チューナー用
    電源基板 [JP2] +18V +18V +21.51V FL 用
    電源基板 [JP2] +5.6V +5.6V +5.64V MCU 用
    電源基板 [JP2] -27V -27V -21.81V  

  3. FM 受信部の調整

    手順 SSG出力 TU-α707 の設定 調整箇所 TP 及び調整値 備考
    1 - BAND : FM
    REC CAL : OFF
    RF DIRECT : DX
    IF BAND : WIDE
    FM NOISE CANCELER : OFF
    - -  
    2 - - TC1 R9 (後) = 7.2MHz±100Hz
    周波数カウンタで測定
    PLL 基準周波数調整
    3 83MHz 90dB
    無変調
    83MHz 受信 T4 TP1〜TP2 間電圧 = 0±20mV FM 同調点調整
    4 - 90MHz 受信 [フロントエンド]
    OSC コイル
    JW3 電圧 = 21±0.1V OSC トラッキング調整
    5 76MHz 受信 - JW3 電圧 = 3±0.5V
    確認のみ
    6 83MHz 40dB
    無変調
    83MHz 受信 [フロントエンド]
    RF コイル×3
    D4-K 電圧 = 最大 RF トラッキング調整
    7 [フロントエンド]
    IFT
    IF 調整
    8 T1 WIDE IF 調整
    9 VR2 D4-K 電圧 = 手順10と同一
    10 83MHz 受信
    IF BAND : NARROW
    T2 D4-K 電圧 = 最大 NARROW IF 調整
    11 VR3 D4-K 電圧 = 手順8と同一
    12 83MHz 90dB
    無変調
    83MHz 受信
    IF BAND : WIDE
    T5 D9-K 波形 = 最大
    オシロスコープで観測
    PLL 検波調整
    13 83MHz 90dB
    mono 1kHz
    TC1
    VR6
    オーディオ出力 = 高調波歪最小
    14 T6 TP3〜TP4 間電圧 = 0±10mV
    15 手順13〜14を数回繰り返す
    16 83MHz 90dB
    stereo 1kHz L+R
    83MHz 受信 T8
    VR10
    オーディオ出力 = 19kHz 成分最小 パイロットキャンセラ調整
    17 83MHz 90dB
    stereo 1kHz L
    [フロントエンド]
    IFT
    オーディオ出力 = 高調波歪最小 WIDE
    ステレオ高調波歪補正
    T1
    18 83MHz 受信
    IF BAND : NARROW
    T2 NARROW
    ステレオ高調波歪補正
    19 83MHz 90dB
    stereo 1kHz R
    83MHz 受信
    IF BAND : WIDE
    VR7L オーディオ出力 (L) = 最小 WIDE
    セパレーション調整
    20 83MHz 90dB
    stereo 1kHz L
    VR7R オーディオ出力 (R) = 最小
    21 83MHz 90dB
    stereo 1kHz R/L
    83MHz 受信
    IF BAND : NARROW
    VR8 オーディオ出力 (L/R) = 最小 NARROW
    セパレーション調整
    22 83MHz 13dB
    無変調
    83MHz 受信
    IF BAND : WIDE
    VR5 S メータ = レベル1 S メータ調整
    23 83MHz 30dB
    無変調
    VR1 83MHz で AUTO STOP
    する閾に調整
    AUTO STOP 調整
    24 83MHz 17dB
    mono 1kHz
    VR4 MUTING = ON/OFF 閾 MUTING 調整
    25 83MHz 90dB
    mono 400Hz
    - オーディオ出力 = レベル記録 REC CAL 調整
    26 REC CAL : ON VR9 オーディオ出力 = 手順25の -6dB

  4. AM 受信部の調整

    手順 SSG出力 TU-α707 の設定 調整箇所 TP 及び調整値 備考
    1 - BAND : AM
    IF BAND : NARROW
    - -  
    2 - 531kHz 受信 T1 R1 (左) 電圧 = 1.5V±10mV VT トラッキング調整
    3 1629kHz 受信 TC1 R1 (左) 電圧 = 20V±10mV
    4 手順2〜3を数回繰り返す
    5 603kHz 40dB
    無変調
    603kHz 受信 T2 D4-K 電圧 = 最大 RF トラッキング調整
    6 1404kHz 40dB
    無変調
    1404kHz 受信 TC2
    7 手順5〜6を数回繰り返す
    8 999kHz 40dB
    無変調
    999kHz 受信 T3 D4-K 電圧 = 最大 IF 調整

  5. 再調整結果



使ってみました

  1. デザイン

  2. 感度と音質



レベルメータ



仕様ほか

  1. ドキュメント

  2. 仕様

    FM チューナー部  
    受信周波数範囲 76〜90MHz
    実用感度 10.8dBf
    S/N 比 50dB 感度 mono : 16.2dBf
    stereo : 37.0dBf
    実効選択度 WIDE : 60dB
    NARROW : 75dB
    S/N 比 mono : 98dB
    stereo : 91dB
    高調波歪率 stereo : 0.0095%
    セパレーション 60dB 以上
    イメージ妨害比 80dB
    IF 妨害比 120dB
    スプリアス妨害比 120dB
    アンテナインピーダンス 75Ω
    プリセットメモリ 10局
    AM チューナー部  
    受信周波数範囲 531〜1629kHz
    実用感度 48dB/m
    実効選択度 WIDE : 30dB
    NARROW : 50dB
    S/N 比 50dB
    歪率 0.3%
    プリセットメモリ 10局
    総合  
    電源電圧 AC100V, 50/60Hz
    定格消費電力 12W
    外形寸法 448(W)×98(H)×315(D)mm
    重量 5.1kg
    その他  
    発売時期 1986年
    定価 59,800円